第232回「がん哲学学校」 『日中の懸け橋』 〜「北京大学と中国医科大学」との国際教養交流 〜報告

順天堂大学医学部樋野興夫先生から、第232回「がん哲学学校」
『日中の懸け橋』 〜「北京大学と中国医科大学」との国際教養交流 〜についての報告

「宮村先生

感謝申し上げます。

良いお年をお迎え下さい。
樋野

第232回「がん哲学学校」
『日中の懸け橋』 〜「北京大学と中国医科大学」との国際教養交流 〜
いよいよ、2018年の幕開けである。時の経つのが、早いと感ずる、今日この頃である。年末には、wifeと恒例の『「西武園ゆうえんち」のイルミネーション』を見学した。
2018年の夢には、「がん哲学外来製作」があろうか!?(https://gantetsueiga2018.amebaownd.com/)。筆者の思いを越えている。

筆者は、2017年11月末、北京大学腫瘍病院で、拙著『がん哲学外来で処方箋』の中国語訳 出版記念講演会に招待された。『がん哲学』(to be
出版)、『明日この世を去るとしても、今日の花に 水をあげなさい』(幻冬舎)、『病気は人生の夏休み』(幻冬舎)
の中国語訳に続いて、これで4冊目である。先日は、繁字体のみであった『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』の簡略体が、送られてきた。驚きである。
 拙著が『日中の懸け橋』に、少しでもなれば望外の喜びである。12月末には、中国医科大学から、副学長をはじめ4人の来訪が順天堂大学にあり、筆者は理事長室で、面談する貴重な機会が与えられた。「北京大学と中国医科大学」との交流は、2017年の忘れがたき想い出となった。

筆者は、『日本国における公害病』の紹介した。1878年の『足尾鉱毒事件』から、2012年の『胆管がん問題』まで、53件を提示した。特に、四大公害病イタイイタイ病水俣病四日市ぜんそく第二水俣病』さらに、筆者の研究テーマでもある『クボタショック』の『アスベスト中皮腫』に付いて、説明した。今後、論文にまとめる機会に繋がる可能性が出てきた。日中医学プロジェクトが、推進できれば、最高である。まさに、新訂版『われ21世紀の新渡戸とならん』(2018年1月20日発行日予定)はタイムリーで「国際教養」でもあろう。

「ダイヤモンド・プリンセスで航く、ゴールデンウイーク クルーズ(2018年4月28日〜5月2日)」で、『人生から期待される生き方〜あなたは
そこにいるだけで 価値のある存在〜』の企画の提案を頂いた。驚きである。筆者は、船内で『がん哲学 〜 人生ピンチヒッター 〜』、『がん哲学 〜
空っぽの器 〜』の2回の講演とのことである。全長290mで、乗客定員2706人で、企画条件は、最少催行人数15名とのことである。本当に、実現すれば、歴史的大事業ともならう。」