「普天間バプテスト教会付属緑ヶ丘保育園、米軍ヘリからの落下事故」今日までの報告

普天間バプテスト教会付属緑ヶ丘保育園、米軍ヘリからの落下事故」今日までの報告

★敬愛する神谷牧師から、緊急の報告・連絡。
神谷夫妻とは、先生のオリブ山病院の医療従事者時代から親しい交わりを重ね、私たちが関東へ戻ってからも、沖縄宣教研究所の書記である神谷先生は、県外の会員である私に特別な配慮してくださっています。そうした中での、今回の出来事です。

アドベントの夜、主の平和を祈ります。

皆さまの祈り、励ましの声を感謝します。
昨日の午前10時20分過ぎ、「園長先生、何かが落ちました。ヘリから何かが落ちました!」
との保育士の叫び声で、会堂を飛び出し、保育園一階屋根の落下物を発見しました。
1歳児部屋のトタン屋根からドーン、ドーン、ゴロゴロという激しい音に”わあー”と叫ぶ、
子どもたち、先生たちのおびえる声。園庭落下までに50センチしかなく、
あわや惨事手前で屋根の上で止まりました。園庭には20〜30名の園児が遊んでいたのです。
先ずは、園児、先生方に怪我がなくほっとしています。

この落下物は、放射性物質ストロンチウム90を保護するキャップということが分かりました。
知人の測定器を持っている方に来て頂き測定したところ、
放射能の心配はないということが分かりました。
ただその後の風評被害が出るのではないかと不安なので、
琉球大学の物理学者の矢ヶ崎教授に関わって頂きました。
教授からは、放射能の可能性はまったくありませんとのコメントを頂きました。
夕方になると右翼まで来て大騒ぎして煽ってきます。とんでもない状況の中にありました。
以上は、昨晩までの出来事で、本当に心身共々疲れました。

米軍は、落下物は米軍の物であることは認めましたが、
飛行する米軍ヘリから落下したものではないと否定しています。

この状況、米軍からの発言も含めて、私たちの命は軽視されています。
50センチずれていれば失われていたであろう命に向き合わない状況が起きています。
これが沖縄の現実です。

今夕、園のご父母が立ち上がりました。嘆願書の作成に動いています。
この状況に皆さまの行動もそれぞれの場から起こされることを願います。
命はどこに住んでいても軽視されてはいけないはずです。

とりいそぎ、敬愛する皆さまにご報告とします。
温かい祈りと声に感謝して。

普天間バプテスト教会(付属緑ヶ丘保育園)
神谷武宏」