恩師ニコールご夫妻との思いであれこれ その3 ニコール先生のこの本とこの本


恩師ニコールご夫妻との思いであれこれ その3
「ニコール先生のこの本とこの本」
 写真の左の本、1960年に発行されたものです。今日まで何回もの、実に数多くの引っ越しの度に、持ち運んできたのです。そうです、アメリカに持って行き、持って帰りました。沖縄へもそうです。

この小さな(32頁)、しかし内容豊かな講演記録は、日本宣教百年記念聖書信仰運動(JPC)の講師として、E.ヤング先生と共に招かれたニコール先生が、生涯のモットーであるエペソ4:15の精神をもって語り記録されたものです。
 中心は、「聖書の霊感について」と題する講演で、Ⅱテモテ第二3章16節に基づき、
 一、霊感の性格
 二、霊感の対象
 三、霊感の範囲
 このいづれの点についても、明快さと同時に「慎み」(Ⅱテモテ第二1章7節)をもって提示しています。
 「付・バルトの聖書観・批判」は、
一、資料
二、バルトの聖書観
三、評価
 この内容も、霊感についての場合と、慎みと明瞭を持って語られ、石丸新先生によって通訳され、翻訳されています。
 1959年、この講演を、日本クリスチャンカレッジの下級生の一人としてかなりの距離を隔てて聞いていました。勿論5年後に、ニコール先生のもとで学ぶ機会があるなど考えもしていませんでした。

右の本は、2002年、フロリダの改革派神学校のニコール先生からの個人的な手紙と共に、スコットランドの出版社から送られてきた、1955年から200年に出版された、ニコール先生の23の代表的論文を含んでいます。
 頂いた手紙の後半には、沖縄の私たちへの励ましが記されていました。
・・・We are verry happy to receive your latestletter together with the fine sermon on "age"in Scripture.
We want tocongratulate you on your appointment as president of Okinawa Biblical Seminary.
To our mind you are obviously ideal candidate and it will be great oppotunity for you to crown your previous yeara of Christian servuce in investing yourself in the life of those young people.
Our love to Kimiyo and to you, as Ninbo Nicole.
Roer