土浦の佐藤是伸兄から、励ましのメール2通　その１

☆私の著作集８巻の中で、６巻は刊行された、感謝です。しかし、残り２巻が、私がクリスチャントゥデイの働きに参与したことに対する否定的な評価もあって、刊行が難産しています。
　そうした中で、土浦の佐藤是伸兄が、既刊のものを、細部に至るまで意を注ぎ読み続けておられる、以下の報告を伝えて下さり、励まされています。

〔佐藤兄からの2016年11月17日のメール〕
「宮村武夫先生

大変な失礼を顧みず、先生の１文を３分割してみました。

〔著作１、108頁、７行目〕
以上を見て知ることは、／『天上のこと』のみでなく、『地上的なこと』もまた『キリスト教的なもの』であり、／それでいわゆる『非キリスト教的と言われるもの』も聖書はいかに考えているかを示す／神学的思考を／かくも明確にしてくれている／カルヴァンの神学思想を、受け継いだと言われる／『ウェストミンスター信条』が、／『綱要』の中に以上のようにかくも明確に刻印されていると言ってよいほどに明示されている／『一般恩恵論』と『聖霊論』とを欠いているということである。

〔上の１文を３分割したもの〕
１．以上からわかるように、カルヴァンの神学思想は、『天上のこと』のみでなく『地上的なこと』もまた『キリスト教的なもの』であり、それでいわゆる『非キリスト教的と言われるもの』についても、聖書はいかに考えているかを示す神学的思考としてをかくも明確にしてくれている。

２．また、『綱要』の中では、『一般恩恵論』と『聖霊論』とが、以上のように、かくも明確に刻印されていると言ってよいほどに明示されている。

３．（主文）ところが、カルヴァンの神学思想を受け継いだと言われる『ウェストミンスター信条』は、これらの『一般恩恵論』と『聖霊論』のいずれをも欠いているのだ。

分割して分かりやすくなったとお考えいただけるなら幸いです。今後のご参考までにご笑覧ください。おととい、先生のTCUでの教え子の一人、NNさん（井上聡牧師夫人）とお話する機会がありました。

在主
佐藤是伸」
　
☆上記の文は、恩師渡邊公平先生の文を引用したんものです。
私と同世代の佐藤兄の読み取りの熱意に寄り、渡邊先生の趣旨が的確に伝達されていくこと、残り２巻の刊行実現に向けての励ましです。