最終回「テオピロ神学リンク」受講生募集

最終回「テオピロ神学リンク」受講生募集
 
 あれもこれも出来るわけでない、しかし何にも出来ないわけでもない。そう判断して、テオピロ神学リンク最終回を、以下の意図と見通しで始めることにし、受講生を募集します。

★概要説明
神学とは
テオピロ神学の根底には、神学とは何かをめぐり素朴であっても、揺るぎのない確信があります。
そうです、神学とは、聖書をメガネとして神の全被造物を見、創造者の視点から解釈・理解する本来の人間に開かれた行為、私らしい私、人間らしい人間のの豊かな営みだとの確信です。
 例えば、沖縄の伊江島中高生キャンプで直面した台風の受け止め方から、台風の神学への一歩があります。聖書をメガネにして台風について考察する、これが台風の神学です。
 25年の沖縄での生活・生涯の課題、「沖縄で聖書を、聖書で沖縄を」から必然的に導かれ、現在クリスチャントゥデイの働きにおいて、実践している、「聖書をメガネに」の道です。

★神学における個人・人格
 ルカがテオピロ一人のため、ルカ福音書さらに使徒の働きを記述した事実(ルカ1章3節、使徒1章1節)――私は素朴にそのように受け止めています――を覚え、いつも感動しています。
 一人のためなら、まさに「エーンヤコラ」です。目前の一人に全力を注ぐ、これこそ神学、特に神学教育において必要不可欠な精神と実践と判断します。
そもそも神学は、生ける三位一体なるお方に基盤を持ち、そのお方との人格的関係が源泉なのですから。

★テオピロ神学リンク
 1969年から、3つの神学校で神学教育に従事する恵みを与えられて来ました。しかし2006年夏に神学校から離れ、思わぬ経緯で直接の神学校教育から退いたのです。
 確かにそうであっても、なお依然として神学教育を生き生きと実践していると日々実感し続けて来ました。
 特に2011年5月、25年振りに関東に戻って以来、千葉商科大学のS兄との継続的な対話・交わりは、一対一の神学教育の豊かさを確信させてくれました。
 さらに距離の隔たりを越えて、メールや携帯を活用、何よりも祈りの交わりの中でのテオピロ神学リンクです。はじめは小さく一歩を。

★名称
 名称としては、テオピロ神学を営むことからテオピロ神学校、さらに規模や性格からテオピロ神学塾が考えられます。
 しかし特定の建物など一切なく、距離の隔たりを越えた一対一の結び付きが基盤である事実から、テオピロ神学リンクを選びました。リンクということばは、今日かなり一般的に用いられており、理解を得やすいのではないかと考えます。
 また私が協力宣教師である名護チャペルでは、チャイルド・リンクやカフェ・リンクなどの名称を活用しています。
 さらに、これまた思いを越えた経緯で従事するようになった、2014年4月以来のクリスチャントゥデイ編集長としての営みの経験から、神学リンクの名称が、ぴったり来ます。

<受講方法>
受講生が選択した一つの課題について1年間、電子メールや電話、個人面談等を通して対話を重ねます。

<対象>
 人間であれば誰でも。

<受講期間>
 2017年4月1日(土)〜2018年3月31日(土)

<受講料>
 年間1万円、または月千円

<定員>
 5名

<申し込み方法>
 宮村武夫(電話:090-3323-2206、メールmiyamura@christiantoday.co.jp)まで、ご連絡ください。

<申し込み締切日>
 2017年1月31日(火)

講師<宮村武夫(みやむら・たけお)プロフィール>
1939年東京生深川まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院BD、ハーバード大学新約聖書学)Th.M.,上智大学神学部(組織神学)神学修士
宇都宮キリスト集会・ちいロバ聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ編集長、名護チャペル協力宣教師。
主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、『哀歌講解説教 哀歌をともに』、『ルカの福音書 味読身読の手引き』以上クリスチャントゥデイ、など。