来年2017年10月31日に宗教改革500年記念を迎える中で

来年2017年10月31日に宗教改革500年記念を迎える中で

 クリスチャントゥデイの編集会議で今課題の1つは、来年2017年10月31日に宗教改革500年記念を迎える中で、小社なりの取材や記事執筆への備えです。以前から話題に上がってはいました。今年になり、国際記事を守備範囲とする記者を中心に、記事の執筆も始まりました。あと1年の時点で、ドイツを中心とするヨーロッパ現地取材などを含め、小さなインターネット新聞社が直面する制約が否定しがたい現実として明らかになっています。

 しかし何もできないわけではないと、例の一寸の虫にも五分の魂の覚悟です。20代から、無教会からカトリックを視野に歩んできたと自覚する者として、生涯対話を重ねることを許された、高橋三郎先生最晩年の論述2本、「宗教改革の根本問題」と「宗教改革者イエス」(高橋三郎著作集最終巻793〜797ページ、教文館、2012年)を、まず熟読したところです。