1978年6月3日、父の召天の連絡をした、クリシマスカードへの万代恒雄先生からの便り。

1978年6月3日、父の召天の連絡をした、クリシマスカードへの万代恒雄先生からの便り。

「聖名を崇めつつ
 年末にクリスマス・カードを送っていただいて、そのままになってしまってすみません。
 お父さんが主のもとに召されたとのこと―とても良い方でしたし急に淋しくもなったことでしょう。然し、主のもとでの再会を楽しみにお父さんの分も合わせてご活躍下さい。
 
 さて、こちらも守られて前進しつつあります。息子の栄嗣は昨年、神戸大学にどうやら入学して、卒業後留学して牧師になる召命を受けています。娘は高校三年です。
 
 教会の方は百五十名〜二百名の礼拝で年間の献金の総額は三千万円です。とても良い教会になりつつあります。目標としているのは千名礼拝ですが、とりあえず三百名の礼拝、五千万円の献金を祈りつつあります。
 これとは別に日本福音宣教会を設立して、ラジオ伝道、文書伝道、クルセードなどをしていますが、こちらの方は年間一千五百万円ほどの献金で目下十四局で放送伝道を展開していますが、目標は二十四局全国ネットです。その他に毎年海外伝道に出かけて八年目になります。
 
 世界一周は五回しましたが、アフリカ、ブラジル、ニューギニアなど全世界のリバイバルは全部訪ねて説教して来ました。アフリカの六万人、ブラジルの一万人の集会はさすがに愉快なものでした。海外に出て日本の救霊の重荷を更に強く思います。今年は南ブラジル、アルゼンチンまで出かけます。
 世界の混乱を見るとき、日本の救霊は急がねばならないことであると信じますし、年令ばかり重ねて働きの少いのを恥かしく思っています。
 御聖霊様によって仕事を急いでいただきたいものです。
 
 小岩に開拓されたあのスピードが今の教会にあれば文句なしだといつも思います。貴兄もがんばって下さい。
 つづけて御加祷下さい。私も祈ります。

万代」