敬愛する畏友からの便りー目に見える人間の本来の姿を、上海でも北京でも伝えるー

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感謝申し上げます。
東京は、南京より、暑いです!
樋野興夫

第120回「がん哲学学校」
「環境発がん とがん哲学」〜人類の進むべき道〜
土曜日(2015年7月11日)第4回「がん哲学外来市民学会」(金沢市)が開催された。医療者、患者、市民の多数の参加があり、会場は、大いなる学びの時であった。筆者は、「がん哲学外来理事長 & がん哲学外来市民学会 代表」として、「開会 & 閉会の挨拶」を述べる機会が与えられた。「純度の高い専門性と社会的包容力」、「人間的責任で手を差し伸べる」、「正論より配慮」、「自分の人生に潔く専念する」を、さりげなく、語った。終了後、蘄井県済生会病院での、「浅井三姉妹記念がん哲学外来」に向かった。大変有意義な、今回の北陸の旅となった。

順天堂大学修士課程の講義「がんと遺伝子〜がん遺伝子・がん抑制遺伝子〜」
を行った。「癌学事始め〜山極勝三郎・吉田富三・Knudson〜」を語った。まさに、「先人の会話の立ち聞き」であり、「学問の継承=生きる機軸を求めて」である。

参議院会館で、議員に「Medical village」構想の講演の機会が与えられた。故郷「鵜鷺 Medical village」の実現は、筆者の生涯の夢である。「医療の共同体」は、「人類の進むべき道」であろう。故郷が「事前の舵取り」になる予感がする。

中国(江蘇)-日本医療技術研究会 & 江蘇省訪日研修医師交流会(南京)に、参加する機会を与えられた。羽田空港から上海空港、そして、上海駅から新幹線で、南京に向かった。上海も、南京も、初めての訪問であった。筆者は、「環境発がんと がん哲学」で、講演する機会が与えられた。晩餐会では、「日本の医療の国際展開」で、話が大いに、盛り上がった、今年度中には、シンポが、企画されることであろう。早朝は、ホテルの周辺の南京の街を、歴史を静思しながら、散歩した。筆者にとっては、生涯忘れ得ぬ、貴重な、有意義な時でなった。

帰国途中に、空港で、「カーボンナノチューブに発がん性」(2015年7月20日付け、毎日新聞)の記事を読んだ。筆者らは、既に、数年前に、「カーボンナノチューブの発がん性」に関する論文を発表している。今週は、バンコクの大学& 研究所に訪問する機会が与えられている。「アスベスト中皮腫の発がんモデル」を語り、「国際環境発がん制御研究」の共同研究の推進の打ち合わせの予定である。