2015年7月18日(土)③ペテロ・ネメシュギ神父と42年ぶりに再会の恵み その3

2015年7月18日(土)③ペテロ・ネメシュギ神父と42年ぶりに再会の恵み その3

 ネメシェギ神父の講演会は、2013年10月25日(金)の「福音書にみるイエスのあわれみ」に引き続き、10月30日(水)にも開かれました。
 演題は、「イエズス会ローマ教皇たち、パウロ三世からフランシスコまで」、場所は、前回と同じく、東京・カトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)のヨセフホールでした。
 当時住んでいた千葉県の市川から、君代の付き添いを受け、杖をつきながらよたよた、同時に私的には堂々と出かけたのです。
 
 1968年4月を迎える前に決断し、当時住んでいた埼玉県寄居から、練馬区関町の上智大学神学部に通いました。あの時、私は20代の最後の日々でした。 寄居から東上線で川越へ、川越の町中を歩いて西武線の駅へ、西武戦を乗り継いで関町へ。冬場寄居を出る時は、星が出ていました。
 ネメシェギ先生との個人的指導は教室でなく、イエズス会修道院の一部になっていたのでしょうか、先生の質素な個室で。
 先生は薄縁を敷いておやすの様子で、感動した私は真似したのですが、続きませんでした。

 当日、「イエズス会ローマ教皇たち、パウロ三世からフランシスコまで」との演題をネメシェギ先生が
選ばれた理由は、「それは世界史上初めて、イエズス会士がローマ教皇に選ばれたからです」とはっきりしています。色々な出来事のあった長い歴史を、「率直に語ってみたい」と語り出された講演は、2時間を越え、文字通りの率直さと天与のユーモアに満ちたものでした。
 内容的には、「イグナチオと教皇たち」の項目から始めて、「16世紀の他の教皇たち」、「16-18世紀のイエズス会」、「19-20世紀」を含む充実したものです。これまた、講演集を通し熟読できました、感謝。