2015年6月10日(水)③恩師・ロジャー・ニコール先生の思い出

2015年6月10日(水)③恩師・ロジャー・ニコール先生の思い出

恩師・ロジャー・ニコール先生はスイス人で、牧師・神学教師を世代を越えて世に送り出してきた家系のご出身で、5歳の時には自分で聖書を読んでいたとか。長くアメリカの神学校で研究と教育に従事されてきました。
 ニコール先生は、二度の日本の教会との深い接触を通して、なぜ日本の教会は、西洋の教会の賛美歌のメロディばかりで賛美して、日本の教会独自の賛美をしないのか、繰り返し質問されました。その背後に、日本の教会独自の賛美を生き生きと賛美するようにとの先生の意向・期待を受け止めていました。
 
 1986年に沖縄に移ってから数年後、ニコール先生から学んだ組織神学を、沖縄聖書神学校で教えるようになったことを報告し、助言を受けるため、フロリダの先生を訪問しました。
 その際、沖縄の教会の琉球賛美のCDを3枚を、誇らしい思いでフロリダの先生のもとへ届けたのです。90歳になる先生は、5歳の時と同じく喜々として聖書を読み、論じ、書いておられました。
 
 敬愛する先生が、プレゼントしてくださった、Wayne Gruden のSystematic Theologyに署名と共に、To my beloved "son" and colleagueと書いてくださり、深い励ましを受け沖縄へ帰りました。