2015年5月25日(月)③ユニークな活動を続ける、敬愛する順天堂大学医学部教授からのメール

2015年5月25日(月)③ユニークな活動を続ける、敬愛する順天堂大学医学部教授からのメール

宮村先生
感謝申し上げます。

樋野興夫

第112回「がん哲学学校」

日野原重明先生、柏木哲夫先生〜医療改革と宗教改革の懸け橋〜

先週は、メディカル・カフェ in 菊名西教会(日本長老教会)、白鷺教会(日本キリスト教団)「がん哲学外来の処方箋〜人生から期待されている〜」、銀座教会(日本基督教団)「がん哲学外来〜個性の完成〜」と、3箇所の教会で、講演する機会が与えられた。多くの悩める人々の為に、全国の教会が、「がん哲学外来・メディカル・カフェ」を通して、大きく門戸を開き、カフェの場所を提供するだけで、日本国の医療維新は、スピードアップして、展開されることであろう。まさに、「医療改革と宗教改革の懸け橋」の歴史的・時代的要請・到来となろう。

お茶の水乳腺研究会「乳癌の手術〜温存手術・乳房再建等〜」(東京ガーデンパレス)に出席した。一般演題「がん看護専門看護師による妊娠期乳がん患者・家族の希望を支える支援」、特別講演「乳がんを美しく治す〜乳房再建のこれまでとこれから〜」には、新鮮なインパクトを受けた。日々学びである。「妊娠期乳がん患者」の壮絶な生涯を拝聴し、涙なくして語れない。人生の不条理である。

佐賀県医療センター好生館で、講演「がん哲学外来〜馬を下りて花を見る〜」
をする機会が与えられた。会場は、多数の参加者で一杯であり、感激した。講演に先立ち、理事長から、病院見学と「好生館の歴史」を深く学んだ。江戸幕末(1834年)に、佐賀藩鍋島直正の命により、「病院と医学校を兼ねた近代的医学校として設立された『好生館』」は、180年の歴史を持つ。まさに、「歴史に学ばなければ、歴史が教えにやって来る」である。「温故創新」の学びである。

週末は、wifeと、佐久がん哲学外来研修会と交流会(がん哲学外来研修センターに於いて)に赴いた。筆者は、講演「家庭哲学〜温かい手・温かい心・温かい笑顔〜」をし、柏木哲夫先生の講演「いのちに寄り添う」の前座を務めた。

今月は、日野原重明先生、柏木哲夫先生と、日本国を代表する、2人のクリスチャン医師と、講演する機会が与えられた。人生の想い出となる、記念月となった。
終了後、万座温泉(日進館)に訪れ、講演「がん哲学外来〜人生から期待されている〜」をする機会が与えられた。温泉に浸り人生を静思する時でもあった。