畏友、ユニークな活動を展開なさる順天堂大学医学部教授の便り

畏友、ユニークな活動を展開なさる順天堂大学医学部教授の便り

「宮村先生
感謝申し上げます。
4月26日、よろしくお願いします。
樋野興夫

第107回「がん哲学学校」
「夕暮れ時に、光がある」〜ジェラシーが生まれない、異分野の交流〜

 市立砺波総合病院(冨山県)創立記念講演会で、講演「がん哲学外来〜思いやりのある、人生を位置づける 処方箋〜」をする機会が与えられた。
 石川県、長野県からの参加もあった。驚きである。早速、
『会場は満席どころか、椅子が足りなくなって係りの方は大変な様子でしたね。「がん哲学外来」に多大な関心を寄せていただいていることが良く分かりました。』、
「今日も涙なしではおれませんでした。会場がこんなにいっぱいになるのはとってもとっても珍しく、やはり関心があること、そしてもちろん先生のお話を聞きたいたくさんの人が集まった、素直な現状と思いました。」、

『「がん哲学」の言葉を造られただけでなく、実際に「がん哲学外来」を実践されている先生ご自身によるご講演でしたので、病院職員の関心度も極めて高く、講堂からあふれるくらいの職員が聴講に来ておりました。』、
『先日の「砺波病院」でも熱意溢れる講演会場でしたね。』等の、コメントが寄せられた。
 今後、看護師さんを中心に「チューリップ がん哲学外来 in 砺波」の開催が決定された。チューリップで有名な、砺波の地で「がん哲学」の火を灯される予感がする貴重な時となった。」

 週末の午後、「認知症の施設:東中野キングス・ガーデン」で、開設記念講演「がん哲学外来〜夕暮れ時に、光がある〜」をする機会が与えられた。 まさに,人間、いかなる境遇にかかわらず、「夕暮れ時に、光がある」(ゼカリヤ書14章7節)である。会場は、満席であった。
 今後、「がん哲学外来ナース部会」の看護師を中心に、市民を含めたカフェが、定期的に、開催されることであろう。

 日曜日(4月19日)の午後、札幌グランドホテルで、『新渡戸稲造「武士道」出版115周年記念シンポジウム「新渡戸稲造とがん哲学外来〜純度の高い専門性と社会的包容力〜」をする機会が与えられた。
講演後、インタビューもあり、会場は、満員であった。「お互いに、ジェラシーが生まれない、異分野の交流」の大切さを述べた。今後、定期的に、年一回、地元の有志による、「新渡戸稲造シンポジウム」の開催が、講演後の懇親会で決定された。
 来年は、「札幌農学校開校140周年」である。「21世紀の遠友夜学校」の時代到来でもある。
 また、第3期目の「新渡戸・南原賞」の新展開についても、大いに話が盛り上がった。」