「私の万代恒雄」 その8  「宮村君、君には元手がかかっているんだ」余話

「私の万代恒雄」 その8  「宮村君、君には元手がかかっているんだ」余話CommentsAdd Star


沖縄へ移ってから、それも万代恒雄先生が召天なさって何年かしてから、万代夫人・君恵先生から、万代先生の生前の説教のCDが送られて来ました。
 そのCDを聞きながら、「宮村君、君には元手がかかっているんだ」の真意を知ることが出来ました。

 私が偶然のように参加した、小岩公会堂での特別集会の会場費の出所について万代先生は、お話しなさっているのです。高校生であった私が考えようともしなかった事実です。
 当時の小岩教会は、公会堂の使用料を払えるような状態では、まったくなかった中で、私の知らないある女性が、結婚資金として蓄えてきたものを使用料として用いるよう万代先生に申し出て来られたそうです。
 万代先生が、「そんな大事なお金を受け取るわけにはいかない」と断っても、「これは自分一人で、コツコツ蓄えて来たものだから」と、伝道のため用いるよう強く主張なさり、他の団体があの3日間使用する予約がキャンセルされたこととも重なって、伝道集会が開催されたのでした。
 まさに、「宮村君、君には元手がかかっているんだ」なのです。
確かに、私にはしっかり働く責任があります。今、クリスチャントゥデイで全力で働かしてもらう恵みを味わうことが出来るのは、名前も知らないあの方が元手を払ってくださったからです、感謝。