リハビリ神学の先達

 2009年12月脳梗塞発症後の現在まで続くリハビリは、私の生活に決定的な影響を与えています。まさに脳梗塞ビホ−・アフタ−です。
その一つは、リハビリ神学の提唱です。
救済(論)が、キリスト教会外で、今一つなじみない用語であるのに対して、聖書が提示する救いを、神のリハビリの恵みとあえて表現したいと考えている点です.ある場合は、実践しています。

 ところがです。この数日、40数年前、上智大学神学部で、ネメシュギ神父の指導を受けている際書いた、レオ一世『キリストの神秘』の書評を読み返していたところ、驚き喜びました。
 レオ一世の説教の中で、「神の御子が人の子であるという真理だけが・・・人類の修復の原因なのである」(333頁)との表現に出会いました。
 まさに、リハビリ神学の先達ではありませんか。