使徒の働き味読・身読の手引き・その1

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報告。

復活の主の命令と約束」
使徒の働き1章1節ー11節

[1]序
 今朝は、イースター礼拝です。受難週の期間、特別に主イエスの十字架を覚え、今朝主イエスの復活を記念することが許されています。
 今朝は使徒の働き1章1−11節の箇所を復活の主イエスの命令と約束との主題で味わいます。

[2]復活の主イエスの命令
 1章4,5節には、復活の主イエスが弟子たちに与えられた命令と約束が記されています。使徒の働き全体は弟子たちがどのようにこの命令に服したか、また主なる神がどのようにこの約束を実現なさったかを伝えていると見ることが出来ます。
(1)「エルサレムを離れないで」
 主イエスが十字架にかかり死なれたエルサレム。このエルサレムから始まり、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで福音は広がり行きます。
しかし出発点は,どこまでもエルサレムなのです。
 
(2)「わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。」
 弟子たちは、エルサレムから立ち去ることなく留どまる必要。 弟子たちは委ねられた使命がいかに重大であり困難なものか知り、またそれを果たして行く道を悟る必要があります。
 「父の約束」を待ち望む、ヨハネ14ー16章参照.
 1章12節以下の弟子たちの祈りの姿。

[3]復活の主イエスの約束
(1)命令と共に約束。5節、「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊バプテスマを受けるからです。」に見る約束と1章8節の約束。
聖霊バプテスマの約束は、全世界へ福音宣教を押し進めて行く力を教会に満たすため与えられています。

(2)主イエスの中心性
 ヨハネ14章26節、「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」

(3)弟子の群れ・教会に与えられている約束。

[4]結び  
 主イエスの復活を記念するため、復活の主イエスが命じておられる命令に注意する。
 命令と堅く結ばれた約束。 
 復活の主イエスの命令と約束に立ちつつ、主イエスの再臨を待ち望む(1章11節)弟子たち・教会の歩み。