「分会の役割」『礼拝の生活』再考その130

1973年5月27日
『礼拝の生活』再考その130 
(巻頭言)「主日礼拝後の分会について」

 五月の定例役員会報告にありましたように六月から主日礼拝後の分会プログラムが変わります。これは、四月の総会や一日修養会などで話し合われた線にそっています。つまりみことばの学びと交わりを深めていくために、より効果的な分会をとの願いによるものです。主日礼拝に集うすべての方が分会にも積極的に参加されることを心からお勧めします。
 
(1)第一主日。初心者会(主日礼拝メッセージを中心にあかしと質問のとき)。今までの「みことばを学ぶ会」は持たず、自由な交わりのときとする。主のテーブルにともにあずかる恵みを体験した喜びの中から現実の生活へ、互いに励まし合い進みたいのです。
 
(2)第二主日。初心者会と信徒会の区別なく、全体で日本新約教団の信仰告白を学ぶ。「真の教会の第一にして最も顕著なマークは神の言への忠誠である」との宗教改革者の確信に立ち生き続けます。学びつつ生き、生きつつ学びたいのです。
 
(3)第三主日。初心者会(執事、執事候補が当番で)。信徒会は主日礼拝メッセージを中心にあかし会。また次週の主日礼拝への備え。
 
(4)第四主日。分級なし。男子会、教会婦人会、青年会に分かれて、それぞれの会の自主的なプログラムに従って交わりのとき。礼拝直後できるだけ早く分会を開き、参加しやすくする。
 以上の計画が、私たちの現実の中で生かされ、教会全体の歩みの益となりますように。

☆分会の役割
A.教会の一人ひとりに目を注ぐこと。
B.教会全体を一つの独自の群れ(人格、結婚格に対応する教会格)として、全体を見渡す。
AとBを結び、AとBそれぞれの目標を実現するため、数人の小グループ・分会が大切であることを、この40年学んで来ました。
 小グループ・分会の出発、継続そして継承のため、3点を覚えてきました。
1.はっきりした覚悟を持つ二人、出来れば三人いれば、分会の発足が可能。
2.継続する覚悟がない分会は開始しない。
3.開始した分会は継続する