ルカの福音書身読の手引き・その58

☆沖縄で聖書を、聖書で沖縄を読む。
首里福音教会、その主日礼拝を中心にした営みの報k告

「めんどりがひなを翼の下にかばうように」

ルカの福音書13:31−35節

[1]序
 主イエスに対するヘロデの態度と主イエスの答え、そしてエルサレムに対する主イエスの呼び掛けを味わいます。

[2]ヘロデに対して
(1)主イエスとパリサイ人との問答
 ヘロデは、パリサイ人を通して、主イエスを自分の領土から追い出そうとしていると推察できます。

(2)ヘロデの主イエスに対する関係
 9:7、9。23:8、11に繰り返し提示。

(3)主イエスの応答
 32節、主イエスの恵みの御業、限られた期間、時の流れの秩序の中で。
「イエスは言われた。「行って、あの狐にこう言いなさい。『よく見なさい。わたしは、きょうと、あすとは、悪霊どもを追い出し、病人をいやし、三日目に全うされます。』」

[3]エルサレムに対して.
(1)主イエスの覚悟,33節,
「だが、わたしは、きょうもあすも次の日も進んで行かなければなりません。なぜなら、預言者エルサレム以外の所で死ぬことはありえないからです。」
 
(2)エルサレムに対する主イエスの嘆き.
 34節,マタイ23:37〜39参照.
「ああ、エルサレムエルサレム預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者、わたしは、めんどりがひなを翼の下にかばうように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれを好まなかった。」

(3)エルサレムに対する警告
 35節、
「見なさい。あなたがたの家は荒れ果てたままに残される。わたしはあなたがたに言います。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に』とあなたがたの言うときが来るまでは、あなたがたは決してわたしを見ることができません。」

[4]結び
 エルサレムを目指す、主イエス
では私たちは、どこを目指すのか。