11月3日・4日の無教会全国集会2012in沖縄を覚えて

 11月3日・4日の無教会全国集会2012in沖縄から、心満たされて帰ってから1箇月が過ぎようとして、恵みの記憶の定着、対話の静かな進展の日々に入っています、感謝です。
 
 羽田からは、中川進兄と一緒。中川兄は、両国高校在学中、Hibaの亀戸集会で大竹一行さんの指導を受けのです。亀戸集会に出席していた私が日本クリスチャンカレッジで学んでいた頃です。中川兄は、学習院大学時代から高橋三郎先生の召天まで指導を受け、東京都消防庁消防官、また退職後はヨーロッパ各国で日本語と日本文化を教える中で、51年間高校時代に導かれたキリスト信仰の道を一筋に。
 70代の二人は共に手に杖を持つ身ではあっても、まさに東京下町の高校生の心意気で沖縄に向かったのです。私の方は、多少左足を引きずり気味ながら。

 ライフセンター那覇の中村店長じきじきの協力で、宮村武夫著作2『礼拝に生きる民 説教 申命記』が11月3日・4日の無教会全国集会in沖縄で販売されました。
 今年2 月19 日(日)那覇聖書研究会(無教会)の主日礼拝で私が、「ロ−マ人への手紙一、二、三」(ロ−マ1 章1−4 節、11 章36 節−12 章2 節、16 章1−2 節)の主題で宣教した後、出席者全員が参加した、感話会が持たれました。
 その席上で、一人の姉妹が、「単に聖書研究会でいいのか、礼拝でなくて」と発言なさいました。この重要な問いにかかわる、『礼拝に生きる民 説教 申命記』が、130名のの参加者の少なくとも10名の方々の手に渡った意味を、私なりに重く見ます。
 説教、礼拝をめぐる分に応じた対話を、各地に帰られその現場で拙書を読んで下さる方々と重ね深めることが許されれば、それはやはり嬉しいです。
 
 集会中、隣り合わせた方と休み時間に話しが弾みました。その方は、電気メーカーで多様な仕事に従事。その間総監督として会社サッカーチームを天皇杯優勝に導き、ガンバ大阪の誕生にかかわり、「大阪国際サッカースタジアムの建設を応援する会」代表世話人なさっていると配布された自己紹介のコメントで知りました。
 世俗と信仰のテーマに強い関心を持つとのことで、私の年来の持論に、驚くほどの応答を示して下さいました。
 私の申し上げたことは,いつものとおりです。
礼拝と生活の関係は、「礼拝と生活」という対立した二つのものを結ぶ関係ではない。「礼拝の生活」というより根源的な一致として理解されねばならない豊かな内実であり、本来一つの事実の二つの側面であり、あくまでも一つの現実なのだとの確信です。
 深く共鳴して下さいました。
購入して下さった、宮村武夫著作7『存在の喜び』の裏表紙に、今後の対話の展開を予感し感謝しながら、世の現場で礼拝を貫かれるこの方への敬愛の思いを込めて、心を文字に表しました、感謝。

 11月2日から5日までの沖縄滞在中も、幾人かの方々と携帯電話を通してお話でき、また祈り合うことができ感謝でした。
 「リハビリの場は、宮村先生の牧会の場ですから」と励まして下さる敬愛する金城重明先生にお祈りして頂く恵みの時を与えられました。携帯の耳元から静かに心に染み渡る祈りのことばでした。

 沖縄から帰宅後も、毎週水曜日9時半から4時半まで、浦安夢のみずうみ村で生活リハビリを楽しみつつ過ごします。励まし、祈り執り成す先達を偲び、感謝しながら。