私たちの弱さと主の恵みの深さ『礼拝の生活』再考その95

1972年7月23日
『礼拝の生活』再考その95号
 
(巻頭言)「家庭・ホーム」
 
 
1972年の青梅キリスト教会の中心目標は、家庭と宣教活動の二つです。
そして今、主ご自身が私たちの心の中に、家庭の意味を強く教えていてくださる事実を、幾つものしるしを通して深く教えられます。
ヨシアのように、「私と私の家とは主に仕える」(ヨシュア記24章15節)との告白と実践が一つ一つのクリスチャン・ホームにおいて、また、クリスチャン・ホームを目ざす家庭において現実となるように、相互に祈り合い励まし合いたいのです。
 
先週の主日礼拝には、福岡さん、伊藤さんご夫妻を含めて、十組の夫妻が出席しました。これは、私たちの群にとって決して小さなことではありません。
この一週間は大きな試練の時でした。しかし同時に、主が、教会全体また各自に対して、深く教えてくださった日々でした。
1) 教会全体は主の家族。
(2) 各自が委ねられている家庭において、主を中心とした礼拝の生活を続ける使命がいかに重要なものであるか。
 

主の導きによって、8月の第一主日から、来年1月の第一主日まで、毎月の主日には、聖書が教えている家庭のあり方を、私たちの現況に即して学んでいきます。そうした連続的な歩みの中で、毎月の主の聖餐を祈りと感謝をこめて味わいたいのです。私たちの弱さと主の恵みの深さを真に味わいつつ、主の新しいみ業を待ち望みましょう。
8月、9月は、私たちにとって10月の宣教活動の集中のための準備のときです。各自の家庭において、主への礼拝が献げられる中で、宣教活動が進展しますように。

聖書においても、青梅においても、「家庭・ホーム」についての基盤と共に、実際の生きた家族が課題です。実際の家族の歴史が直視される時、そこに滲み出てくるのは、私たちの弱さと主の恵みの深さの両面です。1972年のあの時も、2012年の今も。