「オリゲネス、ネメシェギ、万代恒雄」雑感

「オリゲネスを佐久の小寺先生といっしょに読みました。『諸原理について』です。面白い本です。」とのお師匠様のコメントを見て誘発されました。

ネメシェギ先生が、いかに深くオリゲネスを理解され咀嚼され、私たちに伝えて下さったか、その実態をまだまだ把握しきれていません。これもまた、水草先生に残す課題になってしまいそうです。

オリゲネスについて忘れがたい思い出があります。
日本クリスチャン・カッレジ4年生の時、例年のように、松山福音センターを訪問した際、万代恒雄先生の机の上に、有賀鉄太郎先生の『オリゲネスの研究』がありました。
そのときは、母の援助で自費出版した私の卒論が話題の中心になり、有賀先生の本について話し合うことがなかったのです。    
数年前、万代先生の生前と全く同じに万代夫人が保たれている書斎で一日を過ごしました。多くの書の中に、あの、有賀鉄太郎先生『オリゲネスの研究』がありました。万代先生が召されるまで、身近に置かれていたのです。
万代先生の書斎では、無教会系の著者が目立ちます。
個人としては、榊原康夫先生のものをよく読んでおられます。
私が様々な機会にお送りした著書その他も保管していて下さり、改めてヘブル13章7節です。
『評伝万代恒雄』と、
『評伝渡邊公平』は共に見果てぬ夢です。

『諸原理について』、面白いところに贈呈しました。      
佐久の地が神学の里になりますように、武田武長先生もおられることですし。   

今度こそ、著作集2が一度だけの発行予定日変更だけで、発行されるよう切願しています。
 オリゲネスはどんなシステムで出版していたのでしょうね。

万代恒雄先生は、期日のある仕事を死にもの狂いで守りながら、表面では平然としておられました。
[弟子は師に勝らず]、です。
 
お師匠様が導いて下さったブログの世界。
発行期日延長の心痛がありません。改めて感謝いたします。