1977年10月、ニューイングランドの母校訪問を中心に旅行。君代からの手紙 その1

1977年10月、ニューイングランドの母校訪問を中心に旅行。君代からの手紙 その1

★旅行中の連絡は、現在のメールとは違い航空便が中心。
1963年夏から65年4月の期間も、ゴードン留学中,JCC在学の君代との連絡、勿論航空便。

「主の御名を崇めつつ。
 元気で無事にデトロイトに着いた事を思います。
 さて明日は、いよいよ木村さん(青梅キリスト教会執事)が出発です。今日、残りのおみやげものを頼んだり、そちらでの事を頼んだりしておきました。明日は羽田まで送りに行きます。そちらでの木村さんの心配はあなたと別行動するように言われることだそうです。私たちが木村さんのためにgood ideaと思ったことは、木村さんの心配事だったようです。よく話し合って御二人とも楽しい時を過ごして下さい。

 ところで、ハワイからは、三通も続けて手紙が届いてうれしかったですけど、その後、手紙が来ないところを見ると大分忙しいスケジュールで動いている様ですね。
 どうぞ健康には、十分気をつけて下さい。毎朝祈っています。

 少し、その後の報告をします。
まず、5日(水)家庭講座は、24名の出席でした。
話しの内容もみんなにとても良かった様です。とても興味深く聞いていました。・・・
 6日、7日は、大掃除、かたづけ、そして習字。すごくくたくたになったけど、家の中は、きれいに片付きましたよ。
そして、パイを焼いて、8日に、・・・を招いて、焼き芋パーテイをしました。めったにない機会でしたので、とても喜んでもらい、私の方も、何か大仕事をやってのけたようで、さわやかな気分を味わいました。

 9日の日曜日は、雨でしたけど、子供たちは弁当をもって登校。
・・・
 10日(月)は、雨で順延になった四小の運動会。久し振りで1日運動会を見に行って来ました。幼児園のとは違う楽しさがあって、観に行って良かったと思います。
・・・ 
 12日の家庭講座は、やはり24名でした。
新しい方々も見えたのですが、休んだ方もありましたので。これも楽しくよくわかる話しでした。
 夜の聖研では、唐沢さん(JCC奉仕学生)が担当しましたが、よくこのために学んだ様です。・・・

今日、14日(金)のもみの木の申し込みは、赤組6名、黄色組17名でした。本当に、ぴったりの数ですね。
 あなたが電話で受けて心配していた人が、やはり6日頃電話をして来たので、今日まで待ってもらいましたが、その人を入れて、ちょうど定員の18名です。
 その人には、あなたが帰って来てから園に来てもらって、手続きをする様に話しておきました。その他にもう一人、入園したいという人が名前を置いていっているそうです。それから赤組にも、入れたい人から電話が来ているので、その人にも、あなたが帰って来るまで待ってもらいます。

それから、もう一つの報告。毎朝6時―10分ぐらいの間に起床、3人でデボーションをして、それから庭で鉄棒とマラソンをちょこちょことして、それぞれの仕事をやっています。だから子供たちは、7時40分ぐらいには登校できるようになりました。
 忍望も、庭の掃除頑張ってやっています。最初は、例の如く、ぶつぶつ言っていましたけど、最近は、何か考えながらやっている様で一生けんめいっていう感じです。この状態が貴方の帰って来るまで続く様に願っていますが、祈って下さい。

よくみんなに、「先生がそんなに長くいらっしゃらないで、淋しいでしょう」と言われるのですが、只今の実感としては、そんな淋しいと思う余裕がないのです。あっと言う間に二週間が過ぎてしまった感じです。それで、みんなに、「いいえ」と言っていますが悪しからず。来週からの二週も、ホール奥さんと日本語の勉強、水曜日のこと、もみの木の遠足などの予定があるし、その合間に洋裁も再開するつもりでいるし結構忙しくなりそうです。とにかく、私としては、淋しく思わないためにも、この機会をフルに生かしたいと思っているのですが、体の方がどの程度ついていけるかなというところですね。

 もう一つ、容子さん(青梅キリスト教会員、小児麻痺の後遺症で痛みの中でキリスト信仰)の所に、水曜日の午後に行って来ました。彼女は、元気な様子でしたが、生活がいろいろと変わって来ているので、その変化にとまどっている感じですね。・・・そう確信しているのだから、あとの事は、すべてを御存知の神様にお任せしましょうと言って来ました。
 あなたからの手紙喜んでいました。では、この辺で。後半も頑張って下さい。」