民数記味読・身読の手引き その16 民数記16章

民数記味読・身読の手引き その16 民数記16章   
民数記16章

(1)16章の位置。
16ー19章は、祭司について。18章までは出来事、19章は律法、これらを通して祭司職について教える。

 16章の事件、ときについは明記されていない。
イスラエルの民が礼拝の民として整えられて行くために祭司職についての正しい理解も必要。

(2)コラの子たち
2、3節。ここで主張されていることは、一面においては万人祭司の教えとかかわること。
コラの子たちの問題は、「分を越える」(7節)こと。その際、真理をもって主張がなされる場合少なくない。モーセに対する彼らの抗議、事実判断の誤り。4節、モーセ平伏す。抗弁でも、落胆でもなく、主なる神の御前に。この点ついては,(5)参照。 

(3)ダダンとアビラム
ヤコブの長子ルベンの子孫、イスラエルの上に政治権力を求める動機からの反逆。
モーセに対する抗議、12ー14節。この二つが結びついて展開。(16、24節参照)。

(4)25ー30節、モーセ、ダダンとアビラムに対して。
31ー35節、神の審判。

36ー40節、反逆を戒める記念について。

41ー50節、コラとその仲間の反逆に対する神の審判についての民の       つぶやき。

(5)執り成しの祈り(参照22、45節)。
4節民の訴え、窮地に立たされる中で。

22節民が絶滅させられる非常事態に際して。

45節、神のみことばを聞いて。