1977年10月、ニューイングランドの母校訪問を中心に旅行。その旅先からの手紙 その5

1977年10月、ニューイングランドの母校訪問を中心に旅行。その旅先からの手紙 その5

★10年の時の流れと、同じアメリカ東部とは言えニューヨークとボストンの地理的違いが、この手紙を再読中、40年の隔たりを越え鮮やかに蘇って来ます。改めて「記憶と時間」の関係について考えさせられます。

「頌主
 ニューヨークからボストンまでの飛行機の旅は、実に素晴らしいものでした。飛行機もそれまでの大きな747ではなく、かなり小型なもので、高度も適当なのでしょう、地上の様子が手に取るように見えました。紅葉と湖水を中心とした景色は、一人で眺めているのがもったいない程のもの。それまでの飛行時間と比較すると、あっという間にボストンに着いてしまい、やはり予定より十分近く早めに。
 飛行場には、ヒューバート夫妻(ジーンズ宣教師の次兄夫妻)、ベティー夫妻(ジーンズ宣教師の姉夫妻)そしてサイドリンカー夫妻(留学中世話になった友人)が迎えに来てくれていたのです。皆10年前と同じです。
 直ぐに、いろいろな話に夢中になってしまいました。でも何はともあれ荷物を取りに行ったところ、それがないのです。事務所に行くと、やはりニューヨークから来て荷物が届かず戸惑っている人がいるので、少し安心したり、さらに不安になったりしました。
 飛行便のスケジュールを調べると、7日の夜、私たちのひこうきが10時にニューヨークに向けて飛び立った直後、10時10分にロスからボストンへ向けt直行便があったことが判明しました。おそらく荷物は、その便に紛れているだろうとの話でした。
 30分程して、その便の荷物が着き、スーツケースは、直ぐに見つかりました。ところが、もう一つの荷物が見つからないのです。ベティーたちの住所の住所を伝えて帰ってくるほかありませんでした。
 グレイスチャペルのゴードン・マクドナルド牧師夫妻は、土曜日も一日集会でN.H.へ行かねばならいとの事で、土曜日と日曜日二日間、ベティーたちのところに世話になることになりました。
 2,3時間ドライブに行き、ベティーたちのところに帰って、飛行場に電話したところ、荷物が見つかり、いま届けているところだとの話で安心、間もなく、荷物を無事手にすることが出来ました。
 夕方、ケスター先生(ハーバートで私の指導担当ドイツ人教官で、大変お世話になりました)に電話し、7時過ぎから30分ほど訪問しました。6時過ぎに、自由なj感があるとのお話で、7時に訪問したのですが、6時からお待ちくださっていたそうです。
 教会の集会時間ですので、また、武夫」