竹の子神学の実例 その2

竹の子神学の実例 その2

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母校の先輩戸田帯刀神父について、佐々木宏人氏が「福音と社会」誌に鋭い徹底した取材に基づきn連載ノンフィクション「封印された殉教」に紹介された、興味深い資料『昭和キリスト教受難回想記』(西村徳次郎著・吉岡繁編)。
 何と、そのの実物を、吉岡先生が、拙宅で開かれているフィリア会祈祷会に参加されている先生の長男嫁を通し、プレゼントとしてくださった、竹の子神学の実例、その1。前回、吉岡繁先生がお書きになっている「はじめに 本書刊行の経緯について」をお伝えし紹介しました。
 
今回は、竹の子神学の実例、その2です。
貴重なプレゼントに吉岡先生に礼状を差し上げたのです。この初めでの手紙には、当然恩師渡邊公平先生と私との関係を書きました。
 吉岡先生から、以下の貴重なお手紙を頂きました。私にとり深い励ましとなりました。日本クリスチャンカレッジ1年生の夏に、4年生だった岩永隆至さんの紹介で知った、神戸改革派神学校の先生方を中心とした、「リフォームド」誌のバックナンバーを購入、読み始めた歩みが固い絆で結ばれている事実を実感したのです。

★「主イエス・キリストの御名を讃美いたします。
此度は、ご懇篤なお手紙を頂きましてありがとうございました。
お書きになったものを拝見して、お名前は存知あげておりましたが、直接にお話しすることが出来まして、うれしく存じます。私が関係いたしました文章につきまして、過大な評価を頂きまして感謝いたします。

 又私が仙台改革派教会において親しくご指導頂きました渡辺公平先生につきましても、共通のお交わりがありますこと、うれしく存じます。
 渡辺先生は東北大学で哲学を専攻され、ウェストミンスター神学校でヴァンティルの弁証論を学ばれました方ですので、我が国のキリスト教会では展開が難しい弁証論の分野で活躍を期待された方でしたが、充分にその力を発揮できないでしまったのは、残念なことであったと思っております。
 
 私は、高齢になりまして、充分な働きが難しくなりましたので、先生のような方に充分働いて頂けるよう願っております。どうぞ日本のキリスト教会のために一層のご活躍をお願い致します。今後ともよろしくご指導下さるようにお願いいたします。

吉岡繁

二千十五年三月二十五日
宮村武夫敬兄」
 
★「リフォームド」誌のバックナンバーで、渡邊公平先生や仙台改革派教会について初めて読んで以来の歩みが、人から人への生きたつながり、そうです、竹の子神学の実例として受け止められ、新しい意味を持って心に刻まれたのです、感謝。