順天堂大学医学部樋野先生からの報告 第2回「がん哲学街道」 『夏目漱石生誕150年周年記念』〜 すべての始まりは「人材」である 〜

順天堂大学医学部樋野先生からの報告
第2回「がん哲学街道」
夏目漱石生誕150年周年記念』〜 すべての始まりは「人材」である 〜

★松山で、樋野先生が医学の学びを始められた摂理的意味を覚えます。
私も、9月には、ニューイングランドのゴードン神学院卒業50周年の記念会です。参加できないのですが、報告を送りその波紋がすでに。
10月には、開成高校卒業60年です。開成の同窓生は、大切な証の直接的な対象です。


「宮村先生
感謝申し上げます。

樋野興夫


第2回「がん哲学街道」
夏目漱石生誕150年周年記念』〜 すべての始まりは「人材」である 〜

NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会」主催『がん哲学外来〜あなたはきょうをどう生きますか〜』(愛媛県総合保険協会9F、松山市に於いて)に招待された。チラシには、「自分の命よりも大切なものとは何かーー
内から外に目を向けたとき、命より大切な、自分に与えられた役割、使命が見えてくるはずです」と、筆者の「著書より」と紹介されていた。がん患者、市民、新聞記者、四国がんセンター病院長をはじめ、医療者の参加もあり、また、多数の質問もあり、会場は、大盛況であった。9Fから眺める松山城は、毅然として格調高かった。講演会後は、スタッフに連れられて「町なかサロン」に立ち寄った。有意義な時であった。まさに『夏目漱石生誕150年周年記念』になった。

土曜日の午後、「東林がん哲学外来カフェ
2周年」での講演『人生から期待される生き方〜病気は人生の夏休み〜』(東林聖書キリスト教会に於いて)する機会が与えたれた。『(アルプスの少女)ハイジ』(ヨハンナ・シュピリ作)について語った。「孤独で不幸な人々に、春を与えた」、「やさしい、素直、思いやり、柔らかな心」、まさに「無邪気に、喜んで、小さなことに、大きな愛を込める」人物である。ヨハンナ・シュピリが、敬愛したと言われるゲーテ『涙とともに
パンを食べた者でなければ 人生の味はわからない』が甦った。

南原繁の戦後体制構想』(南原繁研究編)が、送られて来た。「第13回 南原繁シンポジウム」、「南原繁シンポジウム in
三本松」が、収録されていた。筆者の「閉会あいさつ 〜 小さなことに大きな愛をこめて 〜」と「今 ふたたび 南原繁
よき師、よき友、よき読書 〜」の文章も記載されていた。南原繁の恩師である新渡戸稲造の『人は
どこか動じないところ、譲れぬという断固とした信念が
なければならない。人格神との関係性、対話性の中に人格は形成される』の言葉が反復される。まさに、「人生は石材なり」(スペンサー)の実感である。

日曜日の午後は「白鷺メディカルカフェ
発足2周年/故人追悼記念」特別講演『いい人生は最後の5年で決まる〜「病気」であっても「病人」にならない人生〜』(白鷺教会にて)である。『すべての始まりは「人材」である』の復習である」。