1969年東京キリスト教短期大学での出会い、波紋の広がり今も、 その4

1969年東京キリスト教短期大学での出会い、波紋の広がり今も、 その4
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1969年4月、東京キリスト教短期大学で神学教師tして一歩を踏み出した時、担当したのは、1年生の新約通論と共に、専攻科の新約解釈でした。
 1年生の場合は、その3年間授業を通しての交流が継続したのですが、専攻科生とは、卒業前の1年かだけでした。しかしこの1年間を通しての出会いの波紋が、現在にまで広がっています。
 
 最近も、専攻科生の一人・永田竹司先生の説教集が、友の教え子方の手により世に送り出されました。ICUにおける永田先生の心・生活・生涯から溢れる鮮明な説教集、私にとって大きな喜びの書です。
 永田先生、1969年東京キリスト教短期大学専攻科の新約釈義・テサロニケの授業で出会った後、先生は私の母校で学ばれたことを始め、後には、著作集の編集長になって下さるなど、生涯のその敬愛する友です。
永田先生が、宮村武夫著作5『神から人へ・人から神へ「聖書・神学」考』に書いてくださった、「宮村武夫・万年青年先生との対話の書」は、私たち夫婦にとって慰めであり励ましです。
 「宮村武夫・万年青年先生との対話の書
宮村武夫著作刊行委員会 編集実行委員長 永田竹司

 宮村武夫先生は、いつも青年そのものである。二〇〇九年一月に古希を迎えられたにもかかわらず、そして同年一二月の突然の脳梗塞に倒れられたあと、ご本人、ご夫人の人並み外れたリハビリの努力によって回復された今も、宮村武夫先生は青年のままである。宮村先生の前では、教え子である私の方が先生より遙かに老人になったことを自覚させられてしまう。いつも福音宣教の未来を夢み、新しい可能性に挑もうと歩みを進める精神の若さは、うらやましい限りである。それが多くの人にとって、どんなに励ましとなってきたか、想像に難くない。ただ敢えて教え子の特権を行使して言わせていただくと、先生の若さに直接付き合われてきた方々のご苦労も並ではなかったであろう。君代夫人をはじめ、半径数メートルの近くで歩んでこられた皆さまに敬意を表さないわけにはいかない。
 その勢いに巻き込まれ、私も宮村武夫著作刊行委員会に名を連ねることになった。まさに予定外の任務であるが、この強いられた恩寵は光栄・感謝以外のなにものでもない。
・・・」
感謝。