「日本アッセンブリ−ズ・ゴット教団宇都宮栄光キリスト教会の秋本幸二先生との再会」再録

「日本アッセンブリ−ズ・ゴット教団宇都宮栄光キリスト教会の秋本幸二先生との再会」再録

2016/2/5(金) 午後 10:12
今回の那須への旅は、もう一つ特別な恵みを味わう機会となりました。
日本アッセンブリ−ズ・ゴット教団宇都宮栄光キリスト教会の秋本幸二先生との再会です。
 先生は、現在那須の地で、結婚式の司式を中心に独特な宣教活動をなさっています。
 秋本先生は、私にとり特別な方です。
1955年3月、江戸川区小岩公会堂の伝道集会で−初め伝道会だと私は知らなかったのです−、集会の最後に、一冊の新約聖書を私に手渡して下さったのです。その夜家に帰って直ぐに、受け取った聖書を1頁目から読み始め、
マタイ9章22節に来た時、
「娘よ、心安かれ、汝の信仰なんじを救へり」との声を聞き、以来50年余心に刻み続けて頂いているのです。あの新約聖書は、秋本先生がお姉さんから頂いた大切なものだったとのことです。

今回、会場の那須休暇村を後にする直前、秋本先生が駆けつけてくださり、嬉しい贈り物を届けて下さいました。
数年前宇都宮で50年ぶりに再会し、互いに溢れる感謝を語り合った時に、秋本先生が母校中央聖書神学校研究科で学びを続けていることをお伝えくださいました。特に卒業論文をめぐり私の意見を求められて自由な話し合いをいたしました。その論文、聖書学修士論文『創世記20章の解説と夢の考察』を書き上げ、この3月に修士号を授与されたと証書を見せて下さいました。その上論文のコピ−を準備し届けて下さったのです。
さらに深い励ましを与えてくださいました。私のうちに今現に宣教の思いが満ち溢れていると秋本先生は認めて、「今日の宣教活動のためにこそ、あの時、小岩公会堂で、新約聖書を手渡すよう導かれたのだ」と目と目を見合わせて力強く握手して下さったのです。
50年余の時の隔たり、江戸川区小岩と那須の地理的隔たりを越えて伝わる、主にある真実。
私はと言えば、杖をつき立ちながら覚えたのです。秋本先生は、今、那須で結婚式を司式しながら、あのとき新約聖書を思いをこめて私に手渡してくださった時と同じ祈りをなし続けているのだと。
 50余年前、小岩公会堂で小さな恵みの物語が始まったのです、深謝。
今、那須で恵みの物語が次々と新しく静かにスタ−トしている、主よ。
「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。
 ですから、私としては、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を伝えたいのです。」
(ロ−マ1章14,15節)。