喜びカタツムリの便り 第2期33号

喜びカタツムリの便り 第2期33号
発行者  宮村武夫

郵便番号133-0051
東京都江戸川区北小岩2−8−8−402
メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp
携帯番号:090 -3323 -2206
電話・ファックス 03 -5876-8660
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   2016年12月24日

イザヤ書46 章3、4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

マタイ11章28、30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

[1] 序
 12月10日(土)、ちいろば聖書集会のクリスマスの集い感謝でした。
久し振りに、西多摩でクリスマス・メッセージを伝える恵み。幾人もの懐かしい方々の参加や思いを越えた新しい方の出席など、私個人にとっても深い慰めの時でした。
 そして翌日12月11日(日)主日午後には、新井オイツ姉を、鮫島ご夫妻と一緒に、現在生活なさっている施設・聖明園に訪問する恵みが重なりました。
 新井姉は、「私女中」と個性豊かな自己紹介をなさる方で、1970年4月から1986年3月までの私の青梅時代、各集会で私が話した内容を書き留め、次に会うときに清書したものを手渡してくれたのです。 

[2]シメオン・アンナの部屋、シメオンとアンナのクリスマス
★シメオン・アンナの部屋
 もう一つ新井姉が力を注いでいたのは、シメオン・アンナの会のことで、シメオン・アンナの部屋を拠点に、メンバーへの連絡や、独自の機関誌を発行し続けました。

★「シメオンとアンナのクリスマス」クリスマス・メッセージ 
聖書個所 ルカ2:25〜38
聖書全体の中で、この場面はと各自が特愛の箇所があるのではないでしょうか。クリスマスの関わりの中であれば、このルカの2章25〜38節に登場するシメオンとアンナをめぐる箇所が、私は大好きです。

シメオンとアンナ、これは、聖書における、そして現代の社会や教会における年を重ねた人々の貴重な立ち位置を明示する鍵の聖句と捉え、私なりに歩みを続けてきました。例えば、1970年から86年まで、その一員として営みを重ねてきた、東京西多摩の青梅キリスト教会では、このシメオンとアンナの聖句を通しての語り掛けの応答の1つとして、「シメオン・アンナの部屋」、そうです、教会の中に70代や80代の方々にとって、目に見える物理的な居場所を、あらゆる犠牲を払って確立したのです。
あの時の小さな、しかし確かな恵みとそれへの応答の二重の恵みを回顧しつつ、2016年、日本の社会と教会の現実、その中での年を重ねた人々の、無比の立ち位置を、「聖書をメガネに」、そうです、このルカ2章25〜38節をメガネに直視し、その聖句の下に自分の心、生活と生涯を置いて、アンダースタンド・理解を求めたいのです。

(1)シメオンを通して
①シメオンの特徴
ルカ2章25節以下に老シメオンの特徴を紹介しています。
まず、25節と26節に、「そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまっておられた。また、主のキリストを見るまでは、決して死なないと、聖霊のお告げを受けていた」と、聖霊ご自身の導きの下にあったシメオンの生き方、その事実を3度強調しています。


②シメオンの言葉
幼子イエスを腕に抱き、神をほめたたえながら語る印象深いシメオンの言葉を、聖霊ご自身が私たちの心に刻んでくださることを願います。29、30節には、神の約束を待ち望むシメオンの姿と約束の成就の始まりが記されています。31、32節には、幼子イエスにある救い、それはイスラエルばかりでなく、「異邦人を照らす啓示の光」と異邦人にも鮮やかに注がれています。34、35節には、主イエス・キリストによる救いは、反対を受け、剣で心を貫き通されるほどのものであると明示しています。

(2)アンナを通して
①アンナの経歴
36、37節には、「また、アセル族のパヌエルの娘で女預言者のアンナという人がいた。この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと七年間、夫とともに住み、その後やもめになり、八十四歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた」と、神の栄光を待ち望む1人の女性、いまや老婦人となっているアンナの生涯が手短に見事に描かれています。

②アンナの行動
また、主イエスに出会った喜びに満たされたアンナの行動が、生き生きと描かれています。そうです、ここには喜びの心からほとばしる言葉とやむにやまれない行動がおりなされています。
私が聖書の好きなところです。シメオンの年齢は明らかにされていないのに、アンナは、「84歳になっていた」と明記されています。いずれにしても、年を重ねたシメオン・アンナが幼子イエスと出会っているのです。これが、教会のなくてならぬ恵みの1つではないでしょうか。
 この場面をメガネに、あるべき教会の姿を求めて、赤ちゃんが1人でも主日礼拝に参加することを祈り、赤ちゃんをゆっくりとしっかりと抱くシメオンやアンナの居場所としての、シメオン・アンナの部屋を備えるために祈る喜び、そのために犠牲を払う苦しみの喜びです。

年を重ねることの意味。主イエスに従いつつ年を重ね、幼子を腕に抱き、幼子のために祈る喜び、これこそ、クリスマスの恵みです。
 主イエスにあって、赤ちゃんを、幼子を見る喜び。同時に、「主よ、今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおりやすらかにさらせてくださいます」(ルカ2:29)とシメオンと共に主イエスにあって主を迎える平安。
 クリスマスの神は、シメオンには待ち望みとその成就の喜びを与えておられます。アンナには、波乱にとんだ一生に裏付けられた行動を賜物として与え、導いておられます。

では、私たち一人一人に対して、シメオンとアンナの神は、どんな特別な、小さくとも、きらりと光る賜物と使命を与えておられるのでしょうか。そうです、シメオンとアンナのクリスマスの記事を読みながら、私たちのうちに注がれている神の恵みの砂金を見いだし、応答する喜びに満たされ、アンナのように行動する、うれしいじゃありませんか。

[3]2017年2月沖縄訪問準備の報告
(1)期間:2017年2月4日(土)−3月1日(水)
滞在:2月4日(土)−18日(土)那覇市新都心東横イン
   2月19日(日)−25日(土)名護市、名護チャペル
   2月26日(日)−3月1日(水)宮村新・まどか宅

(2)目的 1986年4月から25年間の沖縄滞在との継続と同時に、2011年5月関東へ戻って以来の新しい経験の積み重ねの中で、改めて沖縄から学び、沖縄の方々と主にある御言葉の交わりを持つ機会。
主日礼拝や祈祷会など各種集会で宣教、講演。また個人、家族、グループとの交流。
   
クリスチャントゥデイ紹介、報道関係など広い分野の方々との交流。

③石川福音教会の重元先生などによる、『旧沖縄キリスト教団第二世代牧師懇談会 会議録』の読書会に参加予定。そのために前もって、同書を熟読備えて行く予定。
今年7月沖縄訪問の際、以下の書籍を購入しました。
翁長雄志 『戦う民意』 角川書店
松原耕二 『反骨 翁長家三代と沖縄のいま』 朝日新聞出版
安田浩一 『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』朝日新聞出版
これらの書籍の読書報告を基に、出会いを導かれる方々と話し合いの時を持てればと願います。

(3)スケジュール
2月4日(土)羽田→那覇、松岡家族、新・まどか夫妻と会食
  5日(日)那覇聖書研究会(無教会)主日礼拝宣教
  11日(土)信教の自由を守る日祈祷会参加
  12日(日)那覇バプテスト教会主日礼拝宣教
  16日(木)石川福音教会 みことばの集い、昼食と交わり
  17日(金)沖縄の教会の歩みに学ぶ 旧沖縄キリスト教団第二世代懇談 会議録を読む会参加
  18日(土)時の森教会(セブンスデイ)礼拝参加
  19日(日)未定
  2月21日(火)−23日(木)第3回沖縄宣教研究所・富坂キリスト教センター共同研修会、「植民地主義神の国宣教Ⅲ―キリスト者共同体(教会)の課題としてー参加
  26日(日)名護チャペル主日礼拝宣教

(4)連絡:宣教の機会など各種連絡
   携帯番号090−3323−2206
   メール・アドレス miyamura@send.jp
郵便番号 133-0051
住所   東京都江戸川区北小岩2−8−8−402
  連絡いただければ、うれしいです。

[4]祈りと協力のお願い
(1)2017年1月以降主日礼拝を中心に
1月1日(日)江戸川区北小岩宮村宅 主日礼拝
ヨシュア記24:15 『私と私の家とは、主に仕える』
8日(日)ちいろば聖書集会主日礼拝宣教
 15日(日)東京チャペル主日礼拝宣教
 21日(土)栃木県宇都宮地区キリスト教一致共同祈り会参加
 22日(日)宇都宮キリスト集会主日礼拝宣教
 29日(日)ちいろば聖書集会主日礼拝宣教

2月 沖縄訪問・宣教

3月 5日(日)未定
  12日(日)ちいろば聖書集会主日礼拝宣教
  19日(日)東京チャペル主日礼拝宣教
  26日(日)酒々井三上宅主日礼拝宣教

(2)著作・執筆活動を中心に
①宮村武夫著作全8巻
 既刊6巻の購入希望の方は、宮村にご連絡ください。残りの2巻『コリント人への手紙 第一』と4巻『テサロニケ人への手紙他』の刊行実現のため助けになります。
なお2巻の出版の必要約200万の必要(現在手持ち約20万)のため協力頂ける場合は、宮村武夫著作刊行会0150−2−290448をご利用ください。
198-0042 青梅市東青梅6−11−8鮫島茂宅 宮村武夫著作刊行会

②『哀歌講解説教 ―哀歌をともに― 』、2013年11月発行、700円、
『ルカの福音書 味読・身読の手引き』1、2、3、2014年2月、4月、6月発行、各700円購入希望の方、宮村に連絡ください。
続いて、『使徒の働き 味読・身読の手引き』4分冊など今後の出版を願っています。これは、クリスチャントゥデイ掲載の連続コラム出版の模索です。

(3)宮村夫妻支援方法
宮村夫妻の宣教活動を祈り支援くださり深い励ましです、感謝します。
経済的支援は、郵便振替 振替口座番号 00240‐0‐82660 
ゆうちょ銀行 普通預金 店番018 口座番号2092174をご利用ください。

(4)クリスチャントゥデイについて
事務所 〒101-0032東京都千代田区岩本町2-13-6ミツボシ第3ビル4階
03−5829−4627、来訪歓迎。宮村は、原則水曜と金曜事務所に出かけます。

(5)自己紹介
宮村武夫
1939年1月21日 東京深川生まれ、開成高校時代 キリスト信仰へ導かれる。埼玉寄居、東京青梅、沖縄首里の教会牧会。その間、3神学教育機関と1大学で教育に従事。
現在、宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ編集長、名護チャペル協力宣教師。宮村武夫牧師の5分間メッセージは、毎日FacebookYoutubeで。