順天堂大学医学部の樋野興夫先生の第181回「がん哲学学校」

順天堂大学医学部の樋野興夫先生の第181回「がん哲学学校」人生の特別ゼミナール 〜『私たちは、いまや分れ道にいる』〜など報告

「宮村先生
感謝申し上げます。
樋野興夫

第181回「がん哲学学校」
人生の特別ゼミナール 〜『私たちは、いまや分れ道にいる』〜

 日本メディカル ヴィレッジ学会 第1回公開シンポジウム(栃木青年会館に於いて)(主催:日本メディカル ヴィレッジ学会・二宮尊徳記念宇都宮 がん哲学外来メディカルカフェ・市民後見人センターとちぎ、
  後援:一般社団法人がん哲学外来、栃木県、宇都宮市下野新聞社、読売新聞宇都宮支局、朝日新聞宇都宮総局、毎日新聞社宇都宮支局、産経新聞社宇都宮支社)が開催された。

 筆者は、基調講演「メディカル ヴィレッジの幕開け」をする機会が、与えられた。
 会場は、多数の参加者であった。
 チラシには、『「1人の人間を癒すには1つの村が必要」、「病気であっても病人ではない」、「病気は単なる個性である」の3つの柱に、「日本メディカル ヴィレッジ学会」は、Medical Village実現に向け「医療維新」の舵取りを行います。』と紹介されていた。大いに感動した。

 映画『うさぎ追いし〜山極勝三郎物語〜』の関係者特別試写会に招待され、参加した。
 日本国の誇る、病理学者で、『癌研究の先駆者:山極勝三郎の壮絶な生涯』である。是非、鑑賞されることを勧める。

第63回神奈川東部地区緩和ケア研究会で、講演『がんと告知をされたとき〜がん哲学外来から広がる言葉の処方箋〜』(済生会横浜市東部病院に於いて)、また、日本心臓血管麻酔学会第21回学術大会(横浜ベイホテル東急に於いて)では、特別講演『医療の協働体の時代に向けて〜Medical Town & Village構想〜』の機会が与えられた。
まさに、10年前に立ち上げられ、筆者が、顧問も務める、『30年後の医療の姿を考える会』の現実化に向けた時代の大きな流れを、痛感する今日この頃である。

川越水上公園での『リレー・フォー・ライフ・ジャパン』で、テントの中で、講演する機会が与えられた。
 タイトルは『私たちは、いまや分れ道にいる〜人間関係の原則の学び〜』であった。まさに「環境問題のバイブル」と言われる、アメリカの海洋生物学者:レイチェル・カーソ(Rachel Carson 1907-1964)の『沈黙の春(Silent Spring)』(1962年)の最終章17章『べつの道』である。日本語訳は、戦後初代東大総長であった南原繁のご長男:南原実氏によって出版されている(ペンネームの為に知る人ぞ知る)。『未来に生きる君たちに』(南原実)の貴重な得難い「人生の特別ゼミナール」の対話学の実践の場でもあった。