1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その1

1990年代、沖縄から、日本女子大の新井明先生への手紙 その1

★1978年度から1985年度まで8年間、日本女子大での講座「聖書」を非常勤として担当したのは、私にとり貴重な恵みの経験でした。
 特に、そこで新井明先生と出会い、その後現在に至るまで、主にある文通を中心に交わり、指導を頂いているのは、格別の恵みの波紋です。

「頌主
 夏休み直前の日々、日本女子大学での尊いお働きにお励みのことと思います。
 私どもも沖縄で七度目の夏を迎えています。四月末に、沖縄に来て最初の教会員の召天、葬儀を経験いたしました。九七歳のMN姉の生前の歩み、召天、葬儀に接しながら、沖縄の牧師として腰がすわってきた感じがします。

現在九三歳の方御二人が熱心に求道なさっています。Iさんは、私が今までに経験したことのない程はっきりと信仰告白に導かれ、深く豊かな聖書の理解をなさり励まされています。今後も年輩の方々と主にあって出会う貴重な恵みにあずからされるのではと期待しております。Mさんについて、昨日の地方紙が伝えておりました。
 
琉球大学での聖研、工学部の小さな集まりですが、三年余の歩みを重ねてきました。はじめからの祈りでした。医学部での聖研、恵みの中に発足でき感謝です。琉大の聖研をめぐる歩みのため、日本女子大での経験がとても助けになり、一つ一つのことを備えてくださる主の恵みを改めて教えられております。医療従事者のためのからし種の会と琉大聖研(医学部)が互いに祈り合っていくことを願っております。
 
七月四日(土)、佐藤全弘先生が首里福音学生センターでも、「今、大学で学ぶとは」との題で、御講演くださいます。こうした小さな歩みが一歩一歩導かれており感謝です。
 新井明先生のご研究と教育活動の上に益々祝福がありますように。
 九二年六月十七日 宮村武夫 
新井明先生」