順天堂大学医学部樋野教授の多面的な活動の報告

順天堂大学医学部樋野教授の多面的な活動の報告

「宮村先生
感謝申し上げます。

樋野興夫

第160回「がん哲学学校」
『形成的刺激』〜 科学者の態度〜
 「生と死を考える福島の会 2016年度 総会記念講演会」で、講演『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい〜人はどう生き、死ぬまでに何をするべきか〜』(福島市市民会館に於いて)する機会が与えられた。
 会場は、多数の参加者で、感激した(福島民報4月19日付け、福島民友4月19日付け)。

「がん哲学外来・まちなかメディカルカフェ in さいたま」の新聞記事「対話を通じ生きる力を〜がん哲学外来〜」が大きく取り上げられていた(産経新聞2016年4月21日付け)。
 筆者のコメント「患者が尊厳を持てる社会に」も、掲載されていた。来月、シンポ『Howeverなのです。人生は』の企画とのことである。

NHKためしてガッテン5月号臨時増刊 『NHKガッテン!健康プレミアムvol 10』」で、小野文恵アナウンサーとの特別対談企画『病気になっても 病人ではない!』が、4ページにわたって掲載されていた。
 早速、「NHK小野文恵さんとのインタビューもよかったですし、さすが写真もよく撮れていますね。」、「小野さんとの対談 とてもやわかな感じで素敵ですね。特に樋野先生の笑顔が素敵ですね」と、激励のコメント頂いた。涙なくしては、語れない。
 早稲田大学エクステンションセンター(中野校)での講座『がんと生きる哲学』でも、『<がん哲学外来>第47回お茶の水メディカルカフェ in OCC』でも、大いに話題になった。
 雑誌の社会効果を改めて感じた。『科学者の態度』であろう。

 「文部科学省平成25年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業のワークショップ『難治性“かゆみ”の発症機構解明と予防・治療法開発の研究基盤構築』」(順天堂大学に於いて)で、筆者は、『形成的刺激の発症機構解明〜予防・治療方法開発に資する〜』のタイトルで発表する機会を与えられた。
 まず、「ウィルヒョウ、山極勝三郎、吉田富三」の『形成的刺激』」が、『かゆみ』に適応される時代到来について、次ぎに、筆者らが「アスベスト中皮腫研究」から発見した遺伝子が『かゆみ』の研究に繋がった経緯と不思議さ!
 さらに、分子標的薬 (EGFR阻害剤) の副作用では、重篤な皮膚障害が生じることが知られているが、本遺伝子による皮膚毒性を抑制する可能性と新薬開発に向けた夢を語った。