順天堂大学医学部教授樋野興夫先生の多岐にわたる活動の報告

順天堂大学医学部教授樋野興夫先生の多岐にわたる活動の報告

「宮村先生
感謝申し上げます。
樋野興夫

第154回「がん哲学学校」
「私たちは、いまや分れ道にいる。」〜人間関係の原則の学び〜

週刊文春(2016年3月10日号)の記事は、反響のようである。『「週刊文春」の樋野興夫先生の記事を拝読しました。先生の"言葉の処方箋"によって、どれほどたくさんの方たちが精神的な不安から救われたことでしょう!! 私の友人、知人たちも、不安と闘いながら、何人も、がんで亡くなりました。 樋野先生の存在をしっていたら・・・と思いました。 今もがんと戦っている友人たちがいます。樋野先生の記事を送って差し上げたいと思います 。』と激励を戴いた。

NHK文化センター神戸教室 特別講座『ことばの処方箋〜安らかに生きるヒント〜』は、満席であった。『先生のご活動には、目には見えない大きな愛があります。「ありがとうございます!!」と魂の声が聞こえてきます。』との、温かいコメントを戴いた。聴講されていた神戸薬科大学の先生からは、早速、『がん哲学塾』の開講を依頼された。まさに、『21世紀の勝海舟の操練所』である。

3月7日の誕生日の朝、wifeがケーキを作ってくれ、食べた。美味しかった。福島県医大の『吉田富三記念 がん哲学外来』では、誕生日会を企画して頂いた。涙なくして語れない。早稲田オープンカレッジ『がんと生きる哲学』同窓会が企画された。早稲田オープンカレッジ『がんと生きる哲学』同窓会編の本の出版の夢話で、大いに盛り上がった。「冗談を実現する胆力」の試金石となろう。

『町田がん哲学カフェ1周年記念講演会』(町田聖書キリスト教会に於いて)で講演『がん哲学外来〜人間関係の原則の学び〜』する機会が与えられた。会堂は、超満員の大盛況で、記録的であったとのことである。今後、牧師による『がんカフェ教会代表者懇談会』(仮称)が設立され、全国展開される予感がする。

Rachel Carson著『沈黙の春』(青樹簗一訳;新潮文庫)を久しぶりに読んだ。『青樹簗一』が、南原繁の長男の故「南原実」氏であることを知っている人は、少なかろう。筆者は、生前に、wifeと夕食に招待されたものである。『環境発がん〜アスベスト中皮腫〜』を研究している筆者にとっては、学びの時であった。最終章『べつの道』は、「私たちは、いまや分れ道にいる。」で始まる。」