順天堂大学医学部樋野興夫教授の深く、多岐にわたる報告

順天堂大学医学部樋野興夫教授の深く、多岐にわたる報告

★樋野先生に、最初にお会いした沖縄で、先生からの現在の活動報告を読むのは、メッセージが一段と重く伝わって来ます。

「感謝申し上げます。
 樋野興夫

「妻のおせっかい」「夫の冷たさ」ががん患者を悩ませる 樋野教授
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160218-00505927-shincho-soci

第151回「がん哲学学校」
大宇宙の中の、小さな地球、そこに住む人類の存在の不可思議〜原点回帰〜

 日米癌合同会議「Breakthroughs in Cancer Research: From Biology to Therapeutics」(Mauiに於いて)に参加する機会が与えられた。最先端のがん研究の学びの時であった。会議に先立ち、「Garden of Eden」、「水族館:Maui Ocean Center」を訪問した。「Garden of Eden」では、多数の植物の種類、「水族館」では、多数の魚の種類を、改めて学んだ。地球上の莫大なる生物の種類の存在には驚きである。飛行機の中では、映画『オデッセイ:The Martian』を鑑賞した。火星における生存のストーリーである。大宇宙の中の、小さな地球、そこに住む人類の存在の不可思議の再認識の旅であった。原点回帰の時である。

 帰国後、土曜日の午前中、日本がん看護学会(幕張メッセに於いて)、シンポジウム『がん体験者と家族の感情表出を促すケアの可視化〜語りを科学し、寄り添う力を強める〜』で、講演『がん哲学外来の真髄〜偉大なるお節介〜』する機会が与えられた。会場は、1000人を超える、大盛況であった。「医療幕末・公武合体から医療維新」に向けての『看護師』の歴史的出番を改めて痛感した。

 土曜日の午後は、第45回「お茶の水メディカル・カフェ in OCC」に赴いた。会場は、80人を超え、満員であった。大いに感動した。「持続・継続の大切さ」を改めて、実感した。筆者は、別室で、4組の個人面談も行った。新刊『がん哲学外来へようこそ』(新潮新書)が、会場で、完売となった。驚きである。

 先週の福岡ホスピスの会 公開講座(2月13日)の講演会アンケートが送られて来た。「とても奥の深い話しで、何度も思い出しながら、少しずつ自分の人生に取り入れていきたい。」、「ユーモアたっぷりのお話に、どんどんひきこまれていきました。」、「樋野先生の人間力に感動しました。」、「ユーモアを交えた話の中、良い話を沢山聞かせて頂き、有り難かったです。先生の尊敬された新渡戸稲造などをもっと知りたいと思います。」、「ホスピスボランティアを続行する為の、ヒントを沢山学ばせて頂き有難うございました。」、「先生の知識の深さにびっくりしました。」、「樋野先生の志の高さ、ユーモアのセンス、スケールの大きさに、ただただ感動いたしました。」など、多数の温かい・励ましのコメントを戴いた。」