2015年9月26日(土)③喜びカタツムリの便り 第2期18号

2015年9月26日(土)③喜びカタツムリの便り 第2期18号

発行者 宮村武夫
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2015年9月26日

イザヤ書46 章3、4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

マタイ11 章28、30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくび
きを負って 、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが
来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

[1]序
8月から9月、秋から夏への移行の日々を過ごしてきました。移り行くものや変わるものをあれこれ経験する中で、それは同時に変わらないものを確認する機会でもあり、ブログに以下の文章を書きました。

「変わったものと変わらないもの」
 76 年の生涯で変わったものは、それこそ幾つもあります。
例えばその一つ、住所です。
 数年前、心から敬愛するMご夫妻から引っ越しの案内を受け取った時に、それがご結婚以来20数回目の引っ越しであると聞き驚きました。ところが間もなく、私たちの引っ越しの数が、先生方より少し多いのに気が付き、それこそ驚きました。
 変わらないものも、変わったものに比べれば数は少ないのですが、大切な幾つかのことがあります。
 私にとってその一つは、20 代の日本新約教団の牧師会以来、主の僕仲間の交わり(黙示録22:8,9)の一員としての生き方です。聖書を中心に、どこの神学校の卒業生かなど一切の壁を越えて、主の言い分のもとに一致して生きようとする志は、牧師として役割を担った三つの教会の役員会、教師として参加した三つの神学教育機関の教授会などで、いつも変わらず、一貫して私なりに求め続けて来たものです。
 今、クリスチャントゥデイの編集会議で、70 代と20 代の違いはありますが、日本新約教団時代と勝るとも劣らない熱い心で、聖書をメガネに、主の僕仲間の交わり(黙示録22:8,9)の一員として日々喜びつつ歩んでいます、感謝。

[2]ちいろば聖書集会で最初の洗礼式
9月の日々の恵みの歩みの中で、一つだけ報告するとすれば、やはり9 月13 日に持たれたちいろば聖書集会最初の洗礼式です。
 4月から東京・西多摩の青梅市で歩みを始めた、ちいろば聖書集会に最初から関わり、月に一度宣教を担当する恵みにあずかってきました。
そこでは、今までの恵みを背景に小さな群れが歩みを続け、さらに新たなる主の導きを受け、9月13日に70代後半の矢倉弦雄・佳子ご夫妻の洗礼式を持ちました。
 この洗礼式はご両人にとってはもちろん、ご家族に、さらにこの小さな群れにとっても、深い喜びであり、洗礼式後の感話会は喜びの涙、涙でした。
以下、矢倉弦雄さんと矢倉佳子さんお二人の証です。

「私は、次男弦樹が青梅東宣教キリスト教会の礼拝に出席し洗礼を受けたので、3 年前から妻と共に教会に通うようになりました。
 ところで、今から約2 年前のことになります。私の趣味のミニチュアカーを見に、行きつけのリサイクルショップへ定期的に通っていましたが、その店の二階に楽器がおかれているので、何の気なしに覗いてみました。するとそこに、5000 円と書かれたアコーディオンが置かれていました。そのアコーディオンに惹きつけられて買いたいと思いましたが、いったん家に帰って冷静になって考えることにしました。
 しかし、翌日になっても更にそのアコーディオンのことが忘れられず、急いでその店に行ったのですが、なんと売れてしまっていたのです。がっかりして帰ったのですが、アコーディオンのことが忘れられず、数日してから系列の他の店に行ってみると、なんとそのアコーディオンがそこにあるのです。その店の人に聞いて分かったのですが、ある方が買ってみたものの手に負えず、買った店に持っていくのは恥ずかしいので、こちらの店に持って来たとのことでした。ついに、念願のアコーディオンが手に入りました。私はアコーディオンを手にした帰り道、これはイエス様が私に「あの店に行きなさい」と言う声が届いたに違いないと、イエス様の恵みの事実に接した感動と感激を覚えました。
 それから私は、教則本を購入し練習するのですが、なかなか難しいのです。そのため自宅近くにある楽器店に毎日のように通って、そこの社長さんから教えてもらう日々が続きました。
 そんなある日、その社長さんから電話があり、「ある幼稚園の園長先生が、アコーディオンを子どもたちに教えているのですが、その方に矢倉さんのことを話したところ、たいへん感激され、そんなに熱心に学ぼうとしているなら、やはり良いアコーディオンがいいので、自分はいくつか持っているから、これを差し上げてくださいと持ってこられました。すぐに取りに来てください。」と言うので、私は、早速行って社長さんに「ただでもらうわ
けにはいかない。お礼をしないと。」と言いました。すると、社長さんは「園長さんにとって、矢倉さんが一生懸命練習して弾けるようになることが、一番のお礼になるんじゃないですか。」と言うのでした。
 その後も、80 万円もするアコーディオンが、修理費だけで手に入ったりと、不思議なアコーディオンとの出会いの中に、神さまの具体的な導きを感じました。
 青梅東宣教キリスト教会では、教会の仲間のゴールデン・エイティーズの演奏で用いられました。このことを通して人々の願いや思いがいつかはかなえられる確信を得られたことを本当に嬉しく思っております。
 故あって、現在ちいろば聖書集会に出席し、受洗ということになりましたが、これからも一緒にやる仲間が与えられ、私が持っているアコーディオンたちが、用いられることを願っています。
 この度、受洗しますがそれを考える中で、神さまの導きを深く示されたことがあります。
 それは50 年以上前になりますが、私の妹がフェリス女学院に通っていて、聖書を持っていたのですが、それをぱらぱらめくっているときに、マタイの福音書の20 章の言葉が目に留まり、それをコピ−してずっと持っていたのです。それはぶどう園の主人と雇人のお話ですが、気前のいいご主人の態度に深く感激したことを覚えています。その時から、すでに神さまは、私を具体的に導いてくださっていたのだと強く思います。
感謝します。
2015 年9 月13 日
矢倉 弦雄(77 歳)」

「私は中学入学をする際に母親から勧められ、ミッションスクールである九州女学院中等部に入学したことで、キリスト教と出会いました。
 その後、父親が保険会社に勤めていたため転勤により中学2 年生の5 月に下関に移りましたが、その時にもミッションスクールの梅光女学院に転入しました。さらに高校2 年生の夏に札幌へ転居し、ここでもミッションスクールの北星学園に転入することとなり、合計6 年間、学校で毎日のように聖書にふれていました。
 その後、高校を卒業と同時に就職し、銀行で働くようになり、キリスト教とは離れてしまっていました。その後、兄が住んでいる東京へ引っ越しを機に広告会社でコピーライターとして働きましたが、結婚したため仕事をやめ長男が産まれました。次男がお腹にいた時に、長男が白血病であることが分かりました。長男は病院に入退院を繰り返していましたが、私が知っている聖書物語を読んで聞かせ、天国の話をしてあげていました。
 私の実家の樋口家は、理由は分からないのですが神道の家でしたが、姉がなくなった時などの葬式の時のみの関わりだったと思います。嫁ぎ先の矢倉家は浄土宗ですが、仏教のことはさらに分からず、そのためその頃4〜5 歳だった長男には、私が学生の時に学んだ聖書のことを伝えていました。私にはそれしか分からなかったからです。
 次男がドイツに留学し、ご両親が日本で宣教をしているドイツ人の友達ができ、日本でも交わりをしているうちに、青梅東宣教キリスト教会へ行くようになってクリスチャンになりました。私も教会にまた行くきっかけとなり、自分もクリスチャンとなり天国へ行きたいという思いが強くなってゆきました。
 自分も年齢的に先がないと思うようになり、亡くなった時には教会で見送ってもらいたいと思っています。常に神様の存在を感じていますし、イエス様は自分にとって天国に通じる道だと思っています。
 私が好きな聖書の箇所は、学生の時に暗唱した下記の聖句です。
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」 (コリント人への手紙第Ⅰ 13 章13 節)
「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出すと知っているからです。」(ローマ人への手紙5 章3,4 節)
2015 年9 月13 日
矢倉 佳子(78 歳)」

[3]10月12日(日)、13日(月)宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会合同聖会
 9月から10 月への移行、そして10 月の歩みを展望しますと、そこでも苦悩と喜びの中で恵みから恵みへの一筋を確信できます。
 通常の諸集会や特別な集会、行事の中で一つを選び報告するとすれば、やはり10月12日(日)、13日(月)宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会合同聖会です。

日時 10 月11 日(日)16:00−12 日(月)⒒:00
場所 オリーブの里 321-2427 日光市佐下部368 電話 0288−21−7693
オリーブの里チェックイン 16:00

礼拝 10 月11 日(日)19:00−19;40
聖書 ルカ Ⅰ:38−42
宣教題 「人間・私、キリスト者・教会の道、その三つの」

聖会Ⅰ10 月11 日(日)19:40−20:40
聖書 ガラテヤ 5:25
宣教題 「徹底的聖霊信仰、この道」
宮村牧師を囲んで質問+交わり会 20:40−21:00

聖会Ⅱ10 月12 日(月)9:00−10:00
聖書 詩篇119:105
宣教題 「徹底的聖書信仰、この道」
宮村牧師を囲んで質問+交わり会 ⒑:00−10:40
チェックアウト 解散 ⒒:00
宣教 宮村武夫牧師(宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師)

宇都宮キリスト集会の集会場所を提供、実務的な責任を担う坂本道子姉、ちいろば聖書集会の集会責任者、鮫島茂兄とひふみ姉の三人は、1969 年4 月、東京キリスト教短期大学で、私が教え始めた時の、彼らも1 年生の同級生です。
また、今回の集いに、「日光オリーブの里」の金山理事長と齋藤チャプレンが参加申し込みをして下さり、励まされ喜び、主にある御言葉の交わりを待ち望んでいます。

[4]祈りと協力のお願い
(1)著作
①『哀歌講解説教 ―哀歌をともに― 』、2013年11月発行、700円
『ルカの福音書 味読・身読の手引き』1、2、3、各700 円
すでに原稿が用意できている、『使徒の働き 味読・身読の手引き』や『マルコの福音書 味読・身読の手引き』の刊行も願っております。

②宮村武夫著作全8巻
購入希望の方は、宮村にご連絡ください。

(2)主日礼拝宣教など
私の年齢や障害の事実を直視しながら、主の導きを求めつつ、主日礼拝を中心に説教、講演などの機会を与えられるなら、うれしいです。
10月4日(日)、11月22日(日)、12月6日(日)、1月3日(日)、3月6日(日)

(3)2月6日(土)から29日(月)は、沖縄訪問・宣教の予定
2月6 日(土)−17 日(水)、29 日(月)那覇市新都心 東横イン宿泊
2月18 日(木)−28 日(日)名護市名護チャペル宿泊
2月28 日(日)主日礼拝宣教担当

主日礼拝、祈祷会を中心に、各種集会での宣教担当や講演についてご連絡ください。
今回の特別な計画として、クリスチャントゥデイの読者の集いを考えています。

(4)宮村夫妻支援方法
宮村夫妻の宣教活動を祈り支援下さり感謝します。
経済的支援は、郵便振替 振替口座番号 00240‐0‐82660
ゆうちょ銀行 普通預金 店番018 口座番号2092174をご利用下さい。

(5)クリスチャントゥデイについて
事務所 〒101-0032東京都千代田区岩本町2-13-6ミツボシ第3ビル4階
03−5829−4627
クリスチャントゥデイの働きについては、http://www.christiantoday.co.jp/を参照。
また週刊メールマガジン【CTダイジェスト】(毎週月曜日発行、無料)の購読は→http://bit.ly/chtodayjp-newsletter

(6)自己紹介
宮村武夫
1939年1月21日 東京深川生まれ、開成高校時代 キリスト信仰へ導かれる。
宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ編集長、名護チャペル協力宣教師。