喜びカタツムリの便り 第2期17号

喜びカタツムリの便り 第2期17号

発行者  宮村武夫
〒133-0051
東京都江戸川区北小岩2−8−8−402
メ−ル・アドレス:miyamura@send.jp
携帯番号:090 -3323 -2206
電話・ファックス 03 -5876-8660
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振替口座番号 00240‐0‐82660
   2015年8月29日

イザヤ書46 章3、4 節
「わたしに聞け、ヤコブの家と、イスラエルの家のすべての残りの者よ。
胎内にいる時からになわれており、
生まれる前から運ばれた者よ。
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う 。
わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」

マタイ11章28、30 節
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って 、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

[1]序
 今年の8月、まさに猛暑の日々が続きました。しかし最後に一転、一挙に8月の秋へ。
くっきりと記憶に残る8月で、1週間ごとの恵みから恵みへの日々でした。全体としては、苦悩と喜びは両立する一事を繰り返し教えられ、自分自身、主にある交わりの中にある方々、さらにクリスチャントゥデイの働きについても、この事実を確認しながら歩んで来ました。
その中でも、私自身意識していなかった、昨年8月の入院について、ある方が言及し気を付けるようにとお便りを下さるなど、主にある温かな交わりを、折々に味わい励まされてきました。

[2]2015年8月回顧
恵み豊かな8月の歩みの中で、三つのことだけに限り報告いたします。
(1)8月1日(土)−4日(火)宮崎、熊本宣教の旅
 この期間、初めから終わりまで、そうです、文字通り終始、宮崎北聖書キリスト教会の海老原直宏先生ご夫妻と一緒で、すっかりお世話になりました。今までに三度の宮崎訪問を重ねて来た上で、今回の忘れ難い訪問でした。
8月2日(日)宮崎北聖書キリスト教会の伝道礼拝で宣教。
聖書箇所 Ⅰコリント15章10節
宣教題 「驚くばかりの恵みを無視しない、無駄にしない恵み」
フェイスブックの海老原先生の写真で、建設の経過を承知していた新会堂で、喜びに満たされた主日礼拝でした。

 8月3日(月)昼―4日(火)午前、熊本人吉ともしび聖書キャンプ場で開かれた、 沖縄石川福音教会の修養会への往復とも、海老原先生の運転で。
 懐かしい沖縄からの兄姉との再会。今回の三回目の修養会には、宇堅福音教会の石川芳隆先生ご夫妻と先生のお母様も参加なさいました。静かな交わりの広がりです。
 沖縄からの一行十数名は、修養会後、同じ熊本にある重元清牧師の農業を営んでおられる実家を訪問。素晴らしい訪問だったと、後で重元先生から聞きました。教会員が多数で牧師の実家を訪問する、こんな例を私は聞いたことがありません。
 
(2)戦後70年を意識し、8月15日掲載した、那覇バプテスト教会の国吉守先生の投稿「沖縄の叫びが聞こえませんか!」などを中心にした、この期間のクリスチャントゥデイの歩み。多数の読者から応答があり、スタッフ一同励まされ感謝しました。
 確かに、取材拒否や連載中止といった圧力は今もあります。しかし、それらをはるかにしのぐ、底に徹した励ましです。
 戦前の故人を対象とする記事において、戦前の教会バツ、今の私たちマルと、イデオロギーでマル・バツと断定してしまう危険性を覚えます。歴史的な制約の中で生きる個人への敬意を忘れずに、丁寧に事実を追うことにより、その事実に潜む問題点を鋭く見抜き、慎みをもって真の批判をなす。
 この営みを忍耐深く重ね続けることにより、今ここで同じく歴史的制約の中に生きる自分自身、また自分が属する共同体の罪と不十分さも自覚できる。そんな確信と願いを持って記事を掲載したいと改めて心定めたのです。
 90歳を超えてなお鋭い批判を年若い論敵相手に、召される直前まで書いておられた、恩師ロジャー・ニコール先生。先生の生涯を貫く特愛の聖句にあらためて励まされます。
「愛をもって真理を語り」
(エペソ4:15、新改訳)
「愛に根差して真理を語り」
(エフェソ4:15、新共同訳)
「愛に基づいて真理を語り」
(エフェソ4:15、フランシスコ会訳)

(3)2015年8月27日(木)長男忍望の誕生日に、小さな決心
1967年8月27日前後、ハーバートの卒業式を終え、ゴードンでの寮のルームメイトだった・リッチが牧会していた、母校ゴードン神学院から近いマグノリア教会で、牧師の夏休みの期間留守番をしていました。
 8月27日当日、講壇で宣教している最中、会衆の後ろに立っていた役員が、巧みなジェスチャーで、会衆は気が付かなかったのですが、無事出産を伝えてくれました。名前は、以前から決定していた通り、ローマ8:25、「もしまだ見ていないものを望んでいるのなら、私たちは、忍耐をもって熱心に待ちます」から、忍望(にんぼう)。
 10月1日には、埼玉県の寄居、寄居キリスト福音教会に三人でもどっていました。

 今年の8月27日、忍望と電話で話しながら、君代と私二人の葬式について、最近導かれていることを報告すると同時に、手書きの手紙書きに、私なりのゆっくり速度で集中と小さな決心を改めてしました。

[3]2015年9月の展望
9月からの歩みについても、二つに限り報告します。
(1)ちいろば聖書神学教室
4月から歩みを始めた、青梅のちいろば聖書集会では、下記のような日程で聖書神学教室を私の担当で、4回開きます。 

(講演主題) 「聖霊論の展開」
「御霊で始まった」(ガラテヤ3:3)
 ガラテヤ地方の宣教活動の初めから、パウロ聖霊ご自身の存在と働きを教え、ガラテヤの人々は、その恵みを経験したのです。それなのに、この中心的な恵みからずれる人々が現れる現実の中で、「御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて進もうではありませんか」(ガラテヤ5:25)と、本来の道をパウロは明示します。そうです。現代日本の教会に属する私たちも、この本来の道を進むのです。初めから聖霊ご自身によって誕生、導かれ、進み続けるのです。この恵みの事実があっての聖霊論であり、聖霊論の展開です。
「植物あっての植物学」
高校生時代、万代恒雄先生からお聞きした幾つものことばが、私の生涯を導いてくれています。以下は、その一つです。
「植物があっての植物学である、人間がいるからこそ人類学がある。人類学が人間を造り、植物学が植物を生み出したのではない。」
聖霊ご自身の存在とお働きあっての聖霊論」
(日程・内容)
1. 9月13日 「聖書に見る聖霊ご自身についての記述・教え」
2.10月25日 「教会の歴史を貫く聖霊(論)の受容」
3.11月 8日 「聖霊論の展開 その方向を求めて」
4. 1月10日 「結び―私たちの歩みの基盤」

(場所・時間)   青梅福祉センター集会室  午後2時から4時まで
(参 加 費)    1回 1,000円  
(連 絡 先)  青梅市東青梅6−11−8
           鮫島 茂 0428(22)2183

 私自身が書いた、宮村武夫著作集1『愛の業としての説教』「聖霊論の展開」(77−135)を参考にします。しかしそれだけでなく、今まで私にとって大切な導きであった、Abraham Kuyper The Work of The Holy Spirit 、さらに今回新しく、ペトロ文庫『教皇ヨハネ・パウロ二世回勅 聖霊-生命の与え主』を、大切な参考資料として紹介する予定です。

(2) クリスチャントゥデイ編集長と語るトークカフェ 9月19日開催
クリスチャントゥデイでは、「編集長と語るトークカフェ」を9月19日(土)午後2時から、東京・岩本町の本社事務所で開催します。この後、10月、11月にも、各1回開催予定です。
クリスチャントゥデイの活用方法について私が、アドバイス。また、参加された方々からクリスチャントゥデイに関するさまざまなご意見・ご提案について伺い、自由な話し合いの時を持ちたいと願っています。

参加費は500円(お茶菓子代)。
定員は7名で、事前の申し込みが必要です。申し込みの締め切りは9月12日(土)。定員になり次第、受け付けを終了します。参加をご希望の方は、クリスチャントゥデイ(メール:info@christiantoday.co.jp)まで、タイトルに【編集長と語るトークカフェ参加希望】、本文に【参加を希望する方のお名前】をご記入の上、メールで。

クリスチャントゥデイ編集長と語るトークカフェ
http://www.christiantoday.co.jp/articles/16885/20150826/miyamura-takeo-talkcafe.htm
■ 日時:2015年9月19日(土)午後2時〜4時
■ 場所:クリスチャントゥデイ事務所
〒101−0032 東京都千代田区岩本町2−13−6 ミツボシ第3ビル4階
交通アクセス
・都営新宿線岩本町駅」下車 A5出口より徒歩6分
・JR「秋葉原駅」下車 昭和通り口より徒歩9分
・JR「神田駅」下車 東口より徒歩9分
■ 参加費:500円(お茶菓子代)
■ 定員:7名(要事前申し込み)
■ 申込締切日:2015年9月12日(土)
■ 申込方法:クリスチャントゥデイ(メール:info@christiantoday.co.jp)まで、タイトルに【編集長と語るトークカフェ参加希望】、本文に【参加を希望する方のお名前】をご記入の上、メールをお送りください。

[4]祈りと協力のお願い
(1)著作
①『哀歌講解説教 ―哀歌をともに― 』、2013年11月発行、700円
 『ルカの福音書 味読・身読の手引き』1、2、3、各700円
すでに原稿が用意できている、『使徒の働き 味読・身読の手引き』や『マルコの福音書 味読・身読の手引き』の刊行も願っております。

②宮村武夫著作全8巻
購入希望の方は、宮村にご連絡ください。購入や紹介などご協力頂けますと、未完の3、4の刊行の資金的助けとなります。

②依頼原稿や出版ついても、制約を自覚しながら許される限り受けて行くつもりです。

(2)主日礼拝宣教など
私の年齢や障害の事実を直視しながら、主の導きを求めつつ、主日礼拝を中心に説教、講演などの機会を与えられるならば、うれしいです。
9月6日(日)、9月20日(日)、10月4日(日)、11月22日(日)、12月6日(日)、1月3日(日)、3月6日(日)

2月は、沖縄訪問・宣教の予定です。

(3)宮村夫妻支援方法
宮村夫妻の宣教活動を祈り支援下さり感謝します。
経済的支援は、
郵便振替 振替口座番号 00240‐0‐82660 
ゆうちょ銀行 普通預金 店番018 口座番号2092174をご利用下さい。

(4)クリスチャントゥデイについて
事務所 〒101-0032東京都千代田区岩本町2-13-6ミツボシ第3ビル4階
事務所は交通の便利な所に位置。案内図あり、ご連絡ください。訪問歓迎!info@christiantoday.co.jp 
クリスチャントゥデイの働きについては、http://www.christiantoday.co.jp/を参照。
また週刊メールマガジン【CTダイジェスト】(毎週月曜日発行、無料)をご購読ご希望の方はこちらから登録可→ http://bit.ly/chtodayjp-newsletter

(5)自己紹介
宮村武夫
1939年1月21日 東京深川生まれ、開成高校時代 キリスト信仰へ導かれる。
宇都宮キリスト集会・ちいろば聖書集会牧師、クリスチャントゥデイ編集長、名護チャペル協力宣教師。