2015年8月15日(土)③畏友樋野順天堂大学医学部教授の便り

2015年8月15日(土)③畏友樋野順天堂大学医学部教授の便り

宮村先生
感謝申し上げます。

樋野興夫

第124回「がん哲学学校」
「ほほえみ」と「静寂」〜どんなときもそばにいるから〜

筆者は、8月12日、13日は、夏休みであった。12日は、wifeと藤沢、江ノ島、鎌倉を散策した。新江ノ島水族館では、イルカショーを楽しんだ。テーマは、「きずな〜どんなときもそばにいるから〜」であった。何故か、優しい気持ちになれるものである。その後、江ノ島で、海水浴をした。

それから、鎌倉大仏を久しぶりに見学した。大仏の姿は、「ほほえみ」と「静寂」である。まさに、「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は 美男におはす夏木立かな」(与謝野晶子)である。
「人はただ愛によってのみ、憎しみを超えられる。人は憎しみによっては、憎しみを超えられない」の文章の深い学びの時でもあった。

翌日は、三渓園を見学した。初めての経験であった。園内を探索しながら、茶屋では、静かな、くつろぎの時であった。
その後、山下公園、赤レンガに立ち寄り、帰宅した。
今年は、2日間と短い夏休みであったが、さりげない収穫の休暇であった。

マレーシアのテレビ局から5人もの方が、「がん哲学・がん哲学外来」の取材に来られた。驚きである。アジアの国でも認知されたとは、喜びである。

土曜日の午後は、御茶の水で、第39回 <がん哲学外来> お茶の水メディカル・カフェ in OCCが開催された。お盆の休みにもかかわらず多数の参加者であった。

筆者の、重版『いい覚悟で生きる』(小学館 2015年7月21日)、新刊『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』(幻冬舎 2015年8月5日)、最新刊『こころに みことばの 処方箋』(いのちのことば社 2015年9月20日)の3部作が置かれていた。『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』は、毎日新聞(2015年8月9日朝刊)に続いて、読売新聞(2015年8月11日朝刊)には、広告が大きく掲載されていたようである。
「アマゾン-カテゴリ 死生観」のベストセラー1位とのことである。多くの方に、読んで頂ければ幸いである。

南原繁と平和〜現代へのメッセージ〜』(南原繁研究会編 EDITEX)が送られてきた。筆者の、『「魂を揺さぶる言葉」で語る〜南原繁〜』も、掲載されている。また、「東京いずもふるさと会 会報『出雲』(第9号 2015年 夏)」が送られて来た。筆者の特別寄稿『鵜鷺メディカル・ビレッジ構想』が掲載されていた