畏友順天堂大学樋野興夫先生よりの便り

畏友順天堂大学樋野興夫先生よりの便り

宮村先生
感謝申し上げます。
樋野興夫

第95回「がん哲学学校」
純度の高い医療連携」の受付〜「企業の新しい社会貢献」〜

先週、岡山大学医学部の学生講義『臨床医学入門〜がん哲学〜』に赴いた。企画して頂いた泌尿器病態学分野教授公文裕巳の胆力には、大いに意気に感じた。
TSC(結節性硬化症)医療連携セミナー(順天堂大学)が開催された。筆者は、「開会挨拶」の機会が与えられた。遺伝性疾患で、小児から成人まで多様な症状を呈する難病TSCの患者・家族の視点に立った、「純度の高い医療連携」が可能な、バーチャルな『TSCセンター』設立は、時代の要請となろうと、挨拶した。

その後、「池袋がん哲学外来・帰宅中カフェ」(スベンソン池袋サロン)が、帰宅中のがん患者の『対話の場』として、夜開催された。筆者は『美容哲学〜温かい手・温かい心・温かい笑顔〜』で、講演する機会が与えられた。一杯の参加者で、充実した一時であった。就業されているがん患者にとって、帰宅中に、ちょっと、お茶を飲みながら、対話する場があれば、大いなる慰めの時となろう。極めて、ユニークな「企業の新しい社会貢献」である。今度、資生堂との共催で、市民公開シンポジウム『がん哲学外来の核心〜あなたは、どこにいるのか〜』が、御茶の水で、企画されるとのことである。『Svenson・資生堂』共催とは、まさに、新しい時代に向けた『美容哲学』の時代的到来を予感する。

週末の早朝、TBSラジオで『土曜朝イチエンタ堀尾正明+PLUS』という番組の生出演の依頼があった。生放送で、スタジオでは大変緊張したが、大好評であったようで安心した。放送後、忽ちに、新刊『いい覚悟で生きる』(小学館)が、「 Amazonの『闘病記』部門でベストセラー1位にマークがつきました。」との知らせが入った。驚きである。アナウンサー:堀尾正明氏が本書の『プロの為さざること 5か条』(100ページ目)を朗読された効果が、大きかったと思える。

その後、いわき市医師会の市民公開講座『がん哲学外来・カフェ開設記念講演会』に向かった、特別講演『がん哲学外来〜医療の隙間を埋める〜』の機会が与えられた。会場には多数の参加者があり、今後、「いわき市医師会主催」で、『いわき市がん哲学外来・カフェ』が、定期的に開催されるとのことである。