聖書の釈義と解釈(学)の関係と区別

  聖書の釈義と解釈(学)の関係と区別が、 私の一貫した課題の一つで す。新約の旧約引用に見る、時代と場所を越える、聖書の重ね読みが示す釈義を越える解釈の課題です。
 プリンストンのG.ヴォス教授からは、時代を越えて死後であるに係わらず、論文と著書、さらにそのご生涯の歩みから、またハ−バーートのステンダール教授からは、直接授業とゼミ、そして論文を通して示唆と指導を受けました。
 しかし何と言っても、笹尾鉄三郎先生との讃美歌を通しての対話により生涯を通じて受け続けている恵みの事実を心より感謝しています。上智で博士論文を書くとしたら、『笹尾鉄三郎の讃美に見るきょう』を考えていました。見果てぬ夢でしたが。