沖縄で ダニエル書を読む     その17

「ダニエルの祈り」
ダニエル9章1−19節

[1] 序 
今朝は2月の第1主日。これから4回の主日礼拝で、ダニエル9章、10章を味わいます。まず今朝は、ダニエル9章の前半・1−19節を。
 
[2]ダニエルの祈りの土台
(1)「預言者エレミヤにあった【主】のことばによって」(9章2節)。
 エレミヤ25章11、12節「この国は全部、廃墟となって荒れ果て、これらの国々はバビロンの王に七十年仕える。 七十年の終わりに、わたしはバビロンの王とその民、──【主】の御告げ──またカルデヤ人の地を、彼らの咎のゆえに罰し、これを永遠に荒れ果てた地とする」。
 ダニエルは、普段から聖書を読み続けていた。

(2)約束に基づく祈り
 神の約束故に祈り続けるのです。

(3)「顔を神である主に向けて祈り」(9章3節)。
4節において、ダニエルはどなたに向かい祈っているかまず明らかにしています。

[3]祈りの内容
(1)罪のの告白
①主の御声に聞き従わず、律法を犯し離れ去った過去の罪を「私たちの罪」して。
②特にエルサレムの滅亡について(9章7節、12節)。
③神の正義の現れとして(9章7節)。

(2)救いのための祈り
①神の正義に基づいて(9章16節)。
②「ご自身のために」(9章17節)。
③「あなたの大いなるあわれみによる」(18節)。

[4]結び 自らの民族、国家の過去、現在、未来に対するダニエルの祈りに学びます。