「信仰に堅く立つ」

2013年⒒月24日
聖望キリスト教会 主日礼拝
Ⅰペテロ5章6−14節 
「信仰に堅く立つ」

御父、御子、御霊、生ける三位一体なる神の御名を讃美します。
[1]序
(1)2013年10月27日の主日礼拝から1箇月、秋の深まり行く期間、皆様同様に、私たち二人も恵みから恵みへの歩みでした。
特に報告したいことがあります。10月13日(日)と14日(月)の第3回聖望キリスト教会・宇都宮キリスト集会合同修養会と同じ会場で、11月15日(金)と16日(土)に開催された第103回オリーブの里聖会に、岩崎淳兄と三人で参加できました。
そこで、「徹底的な聖霊信仰」、「徹底的な聖書信仰」の主題で百名余の方々に向け宣教、また幸いな主にある交わりを与えられました、感謝です。

(2)今朝の聖書を箇所は、読み続けて来ました手紙の最後の部分で、一段と力を込めてペテロは勧めをなしています。今までの手紙の内容を回顧しながら、12月22日のクリスマス礼拝、ヨハネ16章33節、「勇ましく、高尚なクリスマス」へ向けての展望、さらに来年1月−3月に備えたいのです。この3個月、普段比較的読まれる機会の少ないⅡペテロに焦点を合わせます。
 1月26日(日)Ⅱペテロ1章
2月23日(日)Ⅱペテロ⒉章
3月23日(日)Ⅱペテロ3章

[2]信仰の戦い・戦闘の教会
(1)信仰の戦いの備え、Ⅰペテロ5章6、7節
①5章6節、「あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。」、勧め、命令。この一事をペテロは力説しています。
 真の礼拝の中で、真のへりくだり。
  ↓
「神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。」、約束。
神の御心の時に。神様の時計の進み具合に、私たちの時計をあわせる。

②5章7節、「 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。」、勧め、命令。
  ↓
「神があなたがたのことを心配してくださるからです。」、約束。

(2)信仰の戦い、Ⅰペテロ5章8節、9節
①8節、「身を慎み、目をさましていなさい。」、命令。
状況判断・事実判断、「あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」
 主の教会はいつの時代も、どこにおいても、常に戦闘の教会として生かされています(参照エペソ6章10−17節)。
 ペテロは、「なぜ」との議論を一切せず、悪魔の現実的働きを描く。

②9節、「堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」、重ねてペテロは強調。
過去の教会の歴史、現在の世界教会の戦いを知る。
「ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。」

[3])信仰の戦いの土台Ⅰペテロ5章10,11節
(1)10節、「あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。」

(2)土台の中心・神の恵みの事実・恵みの神ご自身。
「あらゆる恵みに満ちた神」を見上げて進む。

(3)11節、「どうか、神のご支配が世々限りなくありますように。アーメン。」
 ペテロは、「あらゆる恵みに満ちた神」を受信人たちに指し示すばかりではありません。
この手紙を書き続けている間、ペテロは心の中で祈り続けたに違いありません。
今、手紙の最後の部分を書き進める中で、祈りが再び(参照4章1節、「栄光と支配が世々限りなくキリストにありますように。アーメン。」)言葉となってほとばしり出ています。

[4]集中と展開 
(1)集中。
 ペテロの祈りと手紙、4章7節、
「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい」

(2)展開。
 今この手紙を読み終えようとしている私たちも、ペテロと同様に祈りの心をもって読み終えたい。そして読み終えたのちも、祈り続ける者でありたいのです。