「きよきはたをたかくかかげつつたたかわん」再録

「きよきはたをたかくかかげつつたたかわん」再録


宮村 武夫さんがグループをシェアしました。
2017年11月14日 3:52 ·

「きよきはたをたかくかかげつつたたかわん」
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 母校運動会の動画を見ながら、60年前の運動会を思い出しました。
もともと相撲、ソフトボールなど運動が好きで、開成での6年間でもボート部に入りました。
 特に中学1年5組では、岩瀬君や名須川君などと共に、相撲に夢中でした。大相撲の本場ともいうべき深川生まれの私は、相撲の技について詳しいと評価を受けていました。
 30代青梅時代、同窓会の集いに出席した際、中1は5組桁外れに背高くホース・馬とのあだ名で一目置かれていた内田君が、「宮村、今、どこで何しているの」と聞いてきました。
「教会だ」と誇り高く答えると、「やっぱしな、日本大相撲協会か、相撲大好きだったもんな」と内田君。

 そんな私にとって、毎年の運動会は、とても楽しい時でした。
ところが高校1年から2年になる春休みに、キリスト信仰に導かれてから問題に直面したのです。運動会が、日曜・主日に持たれるからです。主日礼拝朝夕に出席するのを欠かさない中で、日曜日に開かれる運動会に参加すべきかどうかが問われたのです。
 私が高2と高3の運動会で選んだ道は、運動会に参加して、大急ぎで夕拝に駆けつける道でした。
 運動会当日プログラの最後近く、中学1年生から高校3年生までの6学年を貫くリレー競争があり、会場の不意教会は一段と盛り上ります。私は、高2と高3二組の代用でリレー選手で、この経験を通しても教えられるところ少なくありませんでした。
 朝の主日礼拝を休んで運動会に参加したことに問題があり、評価が分かれるはずなのに、それほど悩みませんでした。
 今にして思えば、聖歌718番5節で歌う、「戦闘の教会」の姿勢をそれなりに学んだ機会と、いささか都合よく美化した受け取り方をしているのが実情。
 願わくは、旗色鮮明の道を最後まで。旗を揚げることは一つのこと。旗を揚げ続けることは、また一つのことK.バルトのことばに励まされて。
 「きみの手より、
    かむりうくる日まで
  きよきはたを、
    たかくかかげつつたたかわん
  イエスは、
    われのとがをあらいさりて
  ゆきのごとく、
    しろくならせたもう」