第12回佐野鼎研究会の報告
尾形 光健
13分前
第12回佐野鼎研究会の報告
★曾祖父宮村撃が加賀藩士であったこともあり、研究会の報告、いつも興味深く拝見しています。
6月10日(日)14:00から文京区本郷の東京外国語大学本郷サテライト4Fで第12回佐野鼎研究会が開催されました。
研究会世話人の内藤徹雄さん(S38)の司会により研究会代表松平和也さん(S36)の開会挨拶、開成学園理事長丹呉泰健さん(S44)の挨拶があり報告会に入りました。
今回の報告は金沢から元石川県立歴史博物館館長の徳田寿秋氏から「佐野鼎の事蹟の再確認ー主に金沢での藩政との関連を中心にー」と題されて佐野鼎が加賀藩に招聘された経緯などから加賀藩での事蹟について、明確な証左は見つかっていないがこうなのではないかという徳田氏の「仮説」を話され、若い研究者の方々に後の研究をよろしくとユーモアを交え締めくくられました。
ミニ報告として柳原三佳氏の「遣欧使の寄港地、シンガポールとスリランカを訪ねて」、稲松孝思氏の「1972年まで西日暮里公園にあった前田家神葬墓地について」、田村芳昭氏(S41)の当時の新聞の調査をドイツ、フランスまで広げた報告、元開成高校教諭前沢明氏の兵部省への板橋の金沢県邸(加賀藩邸)引き渡しの文献紹介がありました。
連絡事項として松平和也会長から富士市に佐野鼎先生生誕の碑建立の計画、柳原三佳さんの「開成を創った男」が講談社から出版、初参加の勝村渓太さん(H28 國學院大學史学科2年)の紹介がありました。
研究会参加者は23名と盛会でした。
参加を希望される方は研究会世話人の内藤徹雄さん(S38)に連絡してください。
連絡先:メール tnaito@r03.itscom.net