小林先生との交わり、ますます深められる確信

小林高徳先生との交わり、ますます深められる確信

小林高徳先生は、私にとって忘れがたい教え子の1人です。1986年、沖縄へ移ってしばらくしてから、沖縄からTCCとキリスト神学校の両方の授業を担当する期間がありました。小林先生は、キリスト神学校の学生として、熱心でしかも鋭い授業への応答をなさっていたことを記憶します。
 沖縄からの距離のため、それまでのような授業以外での学生との交流は制限がありました。その分、私なりに聖書解釈学と新約神学の授業を通して、先達の方々から学んだことを私の生活と生涯を通して、学生各自に伝達したい思いを強く持っていました。その集中的な願いに対する手に取るような応答を授業の場で感じていました。それが単なる感じではなく、小林先生の存在そのものに深く伝達されていた喜びを先生の書評を通して教えられ、深い慰めを受けていました。
 誤解を恐れないで言います。すでに天に召された恩師や同僚たちと、生死の境を越えて日々聖徒の交わりを続けているように、小林先生の突然の召天によって、ハイデルベルク信仰問答が指し示す、私たちをつなぐ唯一の慰めは微動だにしないのです。
 今後、小林先生との交わりがますます深められることを確信します。聖なる公同の教会を信じ、聖徒の交わりを喜ぶ幸いです。感謝。