「一寸の虫にも、五分の魂」の道
「一寸の虫にも、五分の魂」の道
何時の頃からか、「ことわざ」が好きになって久しい。
手頃なこともあって、時田昌瑞著 岩波『ことわざ辞典』を愛用。
好きなことわざの一つは、「一寸の虫にも、五分の魂」。
東京下町深川の生まれ、小さな群れ日本新約教団に属し、沖縄で25年間生活した事実が、好みの理由になっていると自己分析しています。
たとえ一寸の虫に比すべきちっぽけな、弱いものと言えども事実判断と価値判断が不可欠と心定めるのです。あっさり言えば、こだわり。
例えば、地方とは言わない。必ず地域と表現。
地方は中央に対してであり、地方・中央メンタリティ−の非聖書性を覚えます。
であれば視点の確立が肝心。沖縄の離島・伊江島をパトモスと見立てて、ヨハネの黙示録的視点と視野を持ち伝える営みに努めてきました。
さらに「地域の根底」としての創造(論)、受肉(論)、人間・教会の身体性をしっかり基盤とする必要を自覚、
イ、創造論と救済論のあるべき関係
ロ、主イエスの受肉と聖霊ご自身
ハ、地域にあっての継続と継承
これらの課題をヘブル1章1節にみるように、一度にすべてではなく、エレミヤ25章3節が明示するように、始めたことは続ける、続けないことは始めないと、一寸の虫の分際ながら覚悟する。
小さい人・小さいことを決してあなどらない。
大きな人・大きなことに、おっとどっこい、たじろがない。
「一寸の虫にも、五分の魂」の道、キリスト者の道、人間本来の道、あなたらしい道、私らしい道。