聖書解釈・聖書解釈

クリスチャントゥデイに見る、神のユーモア!

クリスチャントゥデイに見る、神のユーモア! 1970年代から2010年代まで、3つの神学校で聖書解釈を担当した際、授業で紹介し続けてきた文章があります。 それは、『キリスト教綱要』の序文「ジャン・カルヴァンより読者の皆さんに」の最後で、カル…

記事を書くのも読むのも、根本はローマ12:15への応答

記事を書くのも読むのも、根本はローマ12:15への応答 クリスチャントゥデイに対する取材拒否の声明や異端の支配を受けているとの風聞のため、一切記事やコラムを読もうとしない方々。 他方、クリスチャントゥデイの信頼性について根本的な判断を停止して、…

北海道苫小牧福音教会の水草先生が、童謡説教「メダカの学校」をめぐる問答

北海道苫小牧福音教会の水草先生が、童謡説教「メダカの学校」をめぐる問答水草先生 めだかの学校の第3節。メッセージはなんでしょう。 めだかの学校はうれしそう みずにながれてつーいつい みずにながれてつーいつい みんながそろってつーいつい宮村 水草ご…

首里福音教会牧師室での出会いから、クリスチャントゥデイへの寄稿

改革派教会の一員として、長年メディア伝道を実践しておられる山下正雄先生が、下記の寄稿をお書きくださり、心から感謝しております。 約20年前、沖縄の改革派那覇伝道所の村山雄一先生が、沖縄訪問中の山下先生を紹介くださり、首里福音教会の牧師室でお会…

第4回宮村武夫・聖書神学教室「見えるものと見えないもの」東京プレヤーセンターで9月21日から

第4回宮村武夫・聖書神学教室「見えるものと見えないもの」東京プレヤーセンターで9月21日からhttp://www.christiantoday.co.jp/home/news/services/print.php?article_id=22018

聖書を重ね読み

聖書の重ね読み 日本キリスト教会 府中中河原伝道所の大石周平先生から恵送頂きました。それぞれ大変興味深い五つの論考が掲載されており、うれしくなります。 その一つ、南純先生による、「カルヴァンの『詩篇註解』における敬虔の修練について」(カルヴァ…

「『志に生きる著者の聖書講解書に、志を抱き学ぶ読者の一人として』

『志に生きる著者の聖書講解書に、志を抱き学ぶ読者の一人として』 JTJの岸義紘先生の『ガラテヤ人への手紙 テキスト分解・注解・講解説教』について推薦文の依頼を受け、快諾、以下の文を書きました。 岸先生との出会いは、1969年、当時国立にあったTC…

2015年で12月19日(土)③『新旧約聖書を貫く三本の柱』

2015年で12月19日(土)③『新旧約聖書を貫く三本の柱』恵みの聖句 「私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです。」(使徒の働き20章27節)[1]序 「最初の教父」とも呼ばれるエイレナイオス(生年は140年から150年…

今、最重要な節目を通過しつつある実感 その2

今、最重要な節目を通過しつつある実感 その2 昨日7月22日、クリスチャントゥデイの事務所で記事やコラムへのコメントを書いた後、吉山先生の寄稿の関係で、日本語聖書翻訳に従事している方に手紙を書きました。吉山先生が提示なさっている課題について、専…

2015年7月21日(火)③「じっと我慢」

2015年7月21日(火)③「じっと我慢」 7月15日(水)午後、古いファイルを整理していて見つけたのは、平山正美先生から以前頂いた手紙と藤林益三元最高裁判所長官から受け取ったハガキだけではありません。それらに加えて、もう一通、短い手紙がありました。 …

聖書神学教室「聖霊論の展開」(全4回)に備えて②

聖書神学教室「聖霊論の展開」(全4回)に備えて②沖縄聖書神学校 2001年秋期神学セミナー 2001年10月22日(月)、23日(火) 第二回 Ⅰヨハネに見る聖霊 [1」序 (1)「一度にすべてでなく」。主なる神の用いたもう原則。 創世記1章1節に見る創造の御業。さら…

2015年4月12日(日)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その4

2015年4月12日(日)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その4 安藤仲市先生から学んだ三つのこと。その最後は、いつ、どこでお聞きしたかは記憶していません。ただ、お話の内容が、その時の背景から切り離されて、直接心に焼き付い…

2015年4月11日(土)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その3

2015年4月11日(土)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その3 安藤仲市先生と一番深く関わりを持たして頂き、恵みへの応答・責任を取る生き方、「逆トカゲのしっぽ切り」の生き方を学んだのは、私が40代の前半の頃でした。 東京キリ…

2015年4月10日(金)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その2

2015年4月10日(金)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その2 最初に安藤先生の存在を強く意識したのは、日本クリスチャンカレッジの学生会主催による、こころのこもった成人式が終ってそれほど経たない頃と記憶しています。 当時学…

2015年4月9日(木)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その1

2015年4月9日(木)③安藤仲市先生から学んだ、三つのこと−聖書で安藤仲市を読む− その1 「沖縄で聖書を読む、聖書で沖縄を読む」、沖縄での25年間に意識して来たばかりでなく、今も課題は継続しています。 2月の沖縄訪問・宣教の日々の中でも忘れることの出…

2015年4月6日(月)③恩師から学んだ聖書の読み方

2015年4月6日(月)③恩師から学んだ聖書の読み方 恩師から学んだ聖書の読み方を今一度心に刻みます。 創世記3章に見る罪の現実から始め、その救いと狭い視野からのみ聖書全体を見てはならない。そう、創世記1章や2章に見る、罪・堕落以前の人間本来の豊かな姿…

ステンダール先生から学んだこと その1

1966年から1967年、ハーバートのステンダール先生のもとで学んだ際、び聖書テキストと読み手の間に横たわる、世紀の隔たりの事実を正面から直視することなく、その重みを十分には理解してない点で、オールド・リベラルも保守的な立場も、同じだとの先生の鋭…

主イエスの自己意識

主イエスの自己意識私の素朴な、しかし基本的な見通しは、以下のものです。旧約聖書→ユダヤ教→新約聖書との流れ理解に疑問を覚えます。私の基本理解は、 旧約聖書→ユダヤ教 旧約聖書→新約聖書、この二つの流れが並存する。 ユダヤ教と新約聖書は、旧約聖書に…

沖縄で聖書を読み、聖書で沖縄をよむ その7

沖縄25年の期間、依頼原稿を書くことは、沖縄と本土の二つの点を中心に楕円形的に視野を広めて行くため有効でした。 CLCの依頼で、雑誌のコラム「流れのほとり」に書いたものも、その一つでした。それなりに精魂を込め、楽しんでもいたのですが、躁鬱の状態…

「聖書釈義と聖書解釈の違いと関係」

今回の日本福音主義神学会の全国研修会でも、制約の中で発言しました。 釈義と解釈の違いと関係は、私がハーバートで、ステンダール先生から直接学ぶことの出来た恵みの一つです。、釈義ののみを徹底すれば、宗教史学派の道しかなく、それでは世紀の隔たりを…